日本最古の木造洋式灯台 旧堺燈台の夜景

16世紀に南蛮貿易の拠点として発展した堺港のシンボルとなっている旧堺燈台。堺の人々の寄付などにより築造された高さ11.3mの木造洋式灯台は、現在まで国の指定史跡として保存され、平成18年度には保存修理工事が完了しました。

旧堺燈台 夕景 01
旧堺燈台の夕景。西側に開けた大阪湾ならではの美しい夕日が楽しめるスポットです。周辺の沿岸には親水プロムナードが整備され、ゆったりと眺めることができます。

旧堺燈台 夕景 02
初代は1689年に建築、現在のものは1877年建造で7代目だそうです。堺泉北臨海工業地帯の造成で埋め立てが進み、既に灯台として機能はありません。

旧堺燈台 案内板
灯台の側にある案内板。戦前の写真などが掲載されています。

旧堺燈台 トワイライト 01
日が落ちて薄明かり(トワイライト)になりました。ライトアップが行われていないので、全体の雰囲気を考えると、このくらいの時間帯に撮影するのがベストだと思います。

旧堺燈台 トワイライト 02
阪神高速4号湾岸線と旧堺燈台。時代の流れを感じさせる風景です。

旧堺燈台 トワイライト 03
期間限定で内部の公開が行われることもあります。

旧堺燈台 夜景 01
旧堺燈台の夜景。街灯の照り返しのみですが、夜に浮かび上がる様も中々です。

旧堺燈台 夜景 02
夜間は散歩する周辺住民がいるくらいで、静かな時間が流れています。

旧堺燈台 夜景 03
史跡を示す石碑と旧堺燈台。

阪神高速湾岸線 大浜IC 夜景
大浜公園を取り囲むように建設されている阪神高速湾岸線の大浜インターチェンジ。単なる出入口ですがカーブがあるのでジャンクションのようにも見えます。

以上、旧堺燈台の夜景でした。以前は期間限定で内部公開とライトアップが行われていましたが、最近は節電の風潮も合って行われていないようです。堺市が観光都市としての再生を目指すなら、常時公開&ライトアップするくらいの気合いが必要でしょう。堺の歴史を象徴するものであり、市民の理解も得られると思います。


PS: 2020年夏季五輪の開催地が東京に決定しました。前評判ではリードしつつもソウルに敗れた名古屋、北京に大敗した大阪に続いて3度目の正直といいますか、ようやく日本で2回目の夏季五輪が開催されます。東日本大震災以降、暗い話題の多い日本に前向きなマインドをもたらす効果は非常に大きいはず。数々の苦難を乗り越え、新時代の日本を世界へ示す絶好の機会となることを期待します。