冠婚葬祭大手のベルコが難波の新歌舞伎座跡地に建設中のホテルロイヤルクラシック大阪。規模は地上19階建て、高さ84.025m。開業は2019年12月1日ですが、早くも旧建築物の意匠を継承した低層部のライトアップがスタートしました。
東側正面から見上げるホテルロイヤルクラシック大阪の全景。この角度で見ると旧新歌舞伎座の外観がほぼ完全に再現されているのが良くわかります。低層部だけでなく高層部との境目にもライトアップが施されています。
南東側より。高層部はアルミフィンを複数枚重ねたデザインを採用。村野藤吾氏による旧新歌舞伎座と隈研吾氏による新しいデザインが見事に融合しています。
唐破風(からはふ)の連なる旧新歌舞伎座の外観。一度完全に取り壊されたとは思えないほどの再現性です。
最上部にも屋根のような意匠が施されています。HOTEL ROYAL CLASSICのサインも点灯しました。
ホテルロイヤルクラシック大阪前から見る南海なんば駅。将来的にはなにわ筋線の新なんば駅も完成することになります。
以上、ホテルロイヤルクラシック大阪のライトアップでした。まだ開業前ですが伝統と革新が調和した相当に気合の入った作りになっていると実感することができました。全体を通してここまで和風テイストに仕立て上げた高層ビルは初めてではないかと思います。開業後にはおそらく最上部にも何らかのライトアップが行われると思いますので、難波の夜景がさらに華やかになるのではないでしょうか。オープンが非常に楽しみです。