大阪・心斎橋のユニクロ心斎橋店が2021年8月1日に閉店しました。日本初のグローバル旗艦店として2010年に開業した大型店舗で、繁華街を訪れる人々やインバウンドによる訪日外国人を中心に人気を集めていましたが、コロナ禍の影響もあって来店客が激減。店舗の賃貸契約期間が終了するタイミングでの閉店を決定したそうです。
ユニクロ心斎橋店の建物は非常にユニークで、ALCパネルとETFEフィルムで構成された外壁に空気を送り込んで立体的な形状にした壁面がカラフルなLEDでライトアップされ、ユニクロのロゴなど様々な演出が行われていました。
閉店直前のユニクロ心斎橋店。巨大な「ユニクロ」の文字が壁面に浮かび上がる。
アルファベットのバージョン。北側だけでなく西側の壁面にも文字が表示されています。
通常のライトアップ状態。フルカラーで動きのある演出も可能な設計ですが、近年は赤に固定されていたようです。
北側にキュープラザ心斎橋が建っているので、角度によっては全景が見え辛くなっています。
長堀通から見るユニクロ心斎橋店。H&M心斎橋店との並びがファストファッションの隆盛を物語っていました。
心斎橋の夜景。ユニクロ心斎橋店は長堀通を彩るランドマークの一つとなっていました。
以上、ユニクロ心斎橋店のライトアップでした。店舗は心斎橋筋商店街にあるグループブランド「GU」の近隣店舗と合体する形で9月に営業を再開するとのこと。要するに心斎橋エリアでの規模縮小ということになります。コロナ禍の時代とはいえ、大阪を代表する繁華街のランドマークが消えることは非常に残念でなりません。建物の今後はどうなるのかは不明ですが、また世の中が落ち着いてくれば同じ場所で再開業もあり得るのではないかと勝手に思っています。