USJの玄関口、ユニバーサルシティ駅周辺の再開発状況です。
ユニバーサル・シティウォーク大阪では2期地区に建設中のホテルが上棟し、商業施設部分が7月22日からオープンする予定です。さらに周辺でも複数のホテル計画が持ち上がるなど、まさに空前のハリー・ポッター効果に沸いているといった状況で、リーマンショック以降の数年間と比べると本当に隔世の感があります。
完成したザ・パーク・フロント・ホテル・アット・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。長年放置されてきた空白地帯が埋まり、景観に一本の芯が入りました。
USJのゲートを模したホテル入口に向かって柱が建てられています。ホテル部分の開業は2015年8月1日。ロビーや客室の内装はかなり気合が入っているそうです。
ついに全面開通したユニバーサルシティウォーク大阪。通路幅が約2倍に広がり、以前のような窮屈な印象は全く感じられません。路面の模様も自然に繋がっています。
派手な既存エリア(左)と落ち着いた印象の新エリア(右)。東急ホテルズのセンスは流石ですが、もう少し景観を馴染ませる工夫があっても良かったかもしれません。
新しくオープンするのはタリーズコーヒー、ピンクベリー、ウルフギャング・パック ピッツァバー、CANDY SHOW TIME、エッグスンシングス、ローソンの6店舗です。
西側から見上げるパークフロントホテル。計画段階ではスーパーオフィシャルホテルということでしたが、普通のオフィシャルホテルとサービスに違いはないようです。
パークフロントホテル全景。1~2階部分は駐車場になっています。
ユニバーサルグローブとホテル群。黄色い建物はリゾート感があって良いです。
ユニバーサルシティ駅南側の駐車場ではNTT都市開発が結婚式場とホテルを備える17階建ての(仮称)ユニバーサルシティ駅前プロジェクトを計画しています。ホテルブランドはカンデオホテルズ、結婚式場はブリリアウエディングと発表されました。
ホテルユニバーサルポート隣接地ではオリックス不動産が新ホテルを計画。敷地には頓挫したベストウエスタン・プレミアホテル大阪ベイの基礎がまだ残っています。
これから大きく変貌するであろうユニバーサルシティ駅南側一帯。
このようにユニバーサル・シティウォークのメインストリートが完成したことで、一気に華やかになりました。ただUSJが再入場不可ということで、まだまだ連携が不十分な印象があります。1500万人という入場者数を目指す上で、将来的には相互補完施設として一体的な取り組みが必要になっていくのではないかと思います。