大阪府吹田市の万博記念公園南側のエキスポランド跡地に教育・娯楽施設を計画している三井不動産(東京都中央区)は、施設の一つとして建設する観覧車が高さ170メートルに達する、と吹田市に提出した環境影響評価提案書の中で明らかにした。(引用元:朝日新聞)
2011年末にパラマウント・リゾート大阪計画を掲げた大阪投資マネージメントとの一騎打ちを制して、三井不動産が落札したエキスポランド跡地の複合施設計画に日本最大の観覧車(高さ170m)が含まれていることが分かりました。高さ170mとなればシンガポールフライヤー(高さ165m)を抜き、世界最大となる可能性もあります。ただし北京(209m)やドバイ(185m)にも計画があるようなので難しいかもしれません。
施設の配置図(以下、環境事業評価提案書PDFより)。薄いオレンジ色が建物、黄色が駐車場、上部の濃いオレンジ色が観覧車です。
施設の規模。地上3階建て、高さ28m、延床面積316,300㎡。
断面図と立面図。観覧車が飛び抜けています。
コンペ時のイメージ。一応バックに観覧車が描かれていましたが、このイメージを見たときは、まさかこれほどの規模で計画しているとは想像できませんでした。
旧エキスポランドの観覧車、テクノスター。つくば科学博(1985年)のテクノコスモス観覧車を移築したもの。高さは85mと完成当時は世界最大でした。
観覧車以外にも、大型ショッピングモール(ららぽーと?)、教育アトラクション(キッザニア?)、水族館、映画館、温浴施設、スポーツアトラクションなどが盛り込まれるようで、単なる商業施設の枠を超えた総合エンターテインメント施設になりそうな感じです。個人的にはパラマウントの方が良かったと思っていましたが、三井不動産の計画も中々面白いものになりそうで、期待しながら開業を待ちたいと思っています。