JR大阪駅北側の梅田北ヤード再開発区域に、英国系高級ホテル「インターコンチネンタル」が進出することが決まった。29日に発表される。2013年3月末に完成する33階建てビルの上層階に入居する。(読売新聞)
梅田北ヤードに誘致が計画されていた外資系高級ホテルがインターコンチネンタルに決定しました。以前から情報は出ていましたので驚きはありませんが、正式決定ということで一安心です。
梅田北ヤード先行開発区域の完成予想図。左から2番目の高層ビルにインターコンチネンタル・ホテルが入居する。完成は2013年3月。ビルの高さは154m。
インターコンチネンタルは英IHGの最高級ブランドということで、ホテルの格的には梅田北ヤードに相応しいものだと思います。中之島には同じ系列の高級ホテル、ANAクラウンプラザ大阪がありますので、差別化という意味で、かなり高めの価格設定を行うのではないでしょうか。
以下、インターコンチネンタルを迎え撃つ梅田の高級ホテル。
1986年開業のヒルトン大阪(左)。右側のヒルトンプラザ・ウエストと供に西梅田・高級ブランド街の一角を形成しています。
1992年開業のホテル阪急インターナショナル。阪急阪神ホテルズのフラッグシップホテル。国内組のホテルにも頑張って欲しい所です。
1993年開業のウェスティンホテル大阪(左)。梅田スカイビルのある新梅田シティに立地。ウェスティンブランドとしては日本初進出でした。
1997年開業のザ・リッツカールトン大阪。日本初のリッツ、そして名実供に大阪のトップホテルとして君臨しています。週間ダイヤモンド誌上の専門家が選んだ日本のベストホテル 第1位にも選ばれたことがあります。今後もその地位を保てるのか注目です。
今回発表のインターコンチネンタル、開業間近のセントレジス以外にも、近鉄が建設中の阿部野橋ターミナルビル タワー館にも外資系高級ホテルの誘致が計画されています。日本一の超高層ビル(300m)というインパクトもあり、名の通ったブランドの進出は間違いないでしょう。今後、大阪における高級ホテルの勢力図が変わる可能性もあります。
2010.7.30追記
インターコンチネンタル ホテルズグループ(本社:英国、以下、IHG)と大阪駅北地区先行開発区域プロジェクト開発事業者12社とは、本日、大阪駅北地区先行開発区域プロジェクト(大阪市北区大深町)のホテル・レジデンスとして、IHGの最高級ホテルブランドである「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」(以下、インターコンチネンタル)が出店することで合意に至りました。
日本土地建物からのニュースリリースです。インターコンチネンタルとして日本初のレジデンス併設が発表されています。3枚目のイメージはいつもと角度の違うイメージパースですね。意外とスリムなビルで良さそうな感じがします。