リニューアルが完了した通天閣の新ライトアップ&LEDビジョン

2022年8月から13ヶ月をかけて行われた通天閣の大規模リニューアル工事が完了し、2023年9月22日より点灯が再開されました。照明を従来のネオン管からLEDへと全面的に切り替え、南側に高さ32m、幅3mのLEDビジョン(デジタルサイネージ)を導入し、多彩なメッセージを多言語で表示することが可能となりました。

今回は点灯式で実施された特別バージョンではなく、通常版の新ライトアップを紹介します。

通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 09
あべのハルカスから見た通天閣の新ライトアップ。写真だとブルーっぽく見えますが実際はもっと白色に近い感じです。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 10
ズームすると野外展望台「天望パラダイス」と跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」が見えました。頂部の丸い部分や展望台のエッジ部分にはクルクルと回転するような動きのある演出が追加されており、以前よりも華やかな印象になっています。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 05
約1年ぶりに光が戻った通天閣。インバウンド需要の回復に伴って新世界周辺の店舗も順調に再開しており、コロナ前の賑わいが戻ってきているように感じました。づぼらや本店の建物は閉店した状態のままでした。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 06
最も大きな変化となる南面のLEDサイネージ。通常時はスポンサーとなっている日立の広告が表示されます。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 07
15分に1回、2025年大阪・関西万博に関連した表示が行われます。公式キャラクターのミャクミャクも登場します。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 08
展望台の直下にもLEDビジョンが設置され、デジタル時計やアナログ時計、気温・湿度の表示など行われます。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 01
通天閣本通商店街から撮影。縦ラインのカラーが同色化され、クールな印象のライトアップになりました。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 02
広告文字は西面が「通天閣」、東面が「HITACHI」、北面が「社会に貢献する日立」となっています。ブラックアウトされた文字が白色のLEDによって縁取りされ、手前に浮かび上がってくるようなイメージです。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 04
脚部天井の壁画「花園に遊ぶクジャク図」はそのままです。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 03
頻度は不明ですが稀に多色のライトアップも行われていました。まるでゲーミングPCのようなサイバーな雰囲気。
通天閣 新ライトアップ&LEDビジョン 2023年10月 11
東側から見た多色のライトアップ。低層部から伸びるカーブは高さ22mの滑り台「タワースライダー」です。
通天閣の新ライトアップを収録した動画です。様々な角度から撮影しました。

以上、過去最大規模のリニューアルが完了した通天閣の様子でした。工事中はずっと消灯していて非常に寂しかったので、ようやくライトアップされた通天閣が戻ってきてくれて嬉しく思います。まだまだコロナ前の賑わいには達していませんが、少しずつ以前の風景が戻りつつあります。これから2025年の大阪・関西万博に向けて、さらに勢いを増していきたい所です。