2020年11月20日、大丸心斎橋店本館の建て替えに伴ってリニューアル工事が進められていた大丸心斎橋店北館の後継施設として、心斎橋パルコが復活オープンします。2011年9月に閉館して以来、大阪から姿を消していたパルコの復活ということで、心斎橋界隈にとってはとても明るい話題となります。
そごう心斎橋本店として建設され、大丸心斎橋店北館、そしてパルコへと受け継がれた建物は「伝統と革新」をテーマに、ドレープの意匠を用いて外壁をリニューアル。ヴォーリズ建築の大丸心斎橋店本館とは対照的に未来を表現したという外観は、夜間のライトアップも非常に美しいものとなっています。
新橋交差点から見る新しい心斎橋パルコ。高級ブランドが軒を連ねる心斎橋の街並みに溶け込んでいました。
ライトアップされた心斎橋パルコを北西側から撮影。繊細な外壁デザインが暖色系の照明によって浮かび上がります。
フェンディやディオールの入っているエトワール心斎橋との並び。どちらもライトアップが綺麗です。
冬の風物詩となっている御堂筋イルミネーションと心斎橋パルコ。
北側面には東急ハンズやシネマコンプレックスのイオンシネマ シアタス(THEATUS)のロゴが取り付けられています。
ライトアップされた心斎橋パルコを南西側から撮影。右側が大丸心斎橋店本館。
心斎橋パルコの御堂筋側正面入口。撮影時は招待制のプレオープンが行われていました。
大丸心斎橋店本館と心斎橋パルコを結ぶ連絡通路を見上げる。過去と未来の結節点という感じがします。
連絡通路下の地上部分にもオーガニックな美しい意匠が施されました。
心斎橋筋側エントランス付近の様子。こちらもデザインが一新されています。
同じく心斎橋筋側の様子。ティファニーブルーのファサードが目を引きます。
参考までに大丸心斎橋店北館だった頃の外観。旧そごう時代の意匠がほぼそのまま残っていました。
館内は16フロア約4万㎡にファッションなど約170店舗がオープン。東急ハンズや無印良品といった安定した集客力を誇るブランドをはじめ、日本のポップカルチャーを集結させたフロアなども登場。レストランフロアと映画館は2021年春に段階的にオープンする予定です。当面の間は事前日時予約制による入場制限を行うということで軌道に乗るには時間がかかるかもしれませんが、インバウンド需要の後退で先行きが心配される心斎橋界隈を盛り上げていって欲しいと思います。