大阪市港区海岸通と住之江区南港東を結ぶ全長980mの港大橋は、三角形の集合体で構成されたトラス橋に分類される橋梁で、中央径間の長さ510mは日本最長(世界でも第3位)の規模を誇る大阪ベイエリアのランドマーク的存在です。
2025年万博の大阪・関西への誘致活動の一貫として、2017年12月から2019年1月まで土日祝のみライトアップが行われ、2020年1月29日からは大阪湾ベイエリアのにぎわい創出と活性化に向けて毎日ライトアップが実施されています。
IKEA鶴浜および東京インテリア家具大阪本店の北側にある鶴浜緑地から見る港大橋。魚釣り開放区域と駐車場が20時までオープンしており夜景スポットとしても楽しめます。東側から港大橋を眺めるならベストスポットだと思います。
港大橋の向こうには夢洲のコンテナターミナルや夢舞大橋が見えています。六甲山地の摩耶山に沈む夕日とトラス橋のシルエットが素晴らしいコントラスト。ぜひ日の入り時刻と方向をチェックした上で訪れて欲しい夕日スポットです。
日が沈んでしばらく経つとグラデーションが美しいトワイライトタイム(マジックアワー)へ。
日没頃に橋のライトアップは始まりますが、西側後方からの照射なのであまり目立つことはありません。
次に南港三角公園(港大橋臨港緑地)へ。記念碑の横にはトラス構造物の断面が展示されています。
南港三角公園(港大橋臨港緑地)から見る港大橋。巨大な橋脚の真下付近から眺めると大迫力です。真っ赤なトラスがライトアップによって夜の大阪湾上に浮かび上がり、どこか非現実的な景観を作り出しています。
港大橋の全体を撮影。港大橋は上下2層のダブルデッキになっており、上層が阪神高速4号湾岸線と16号大阪港線、下層が5号湾岸線になっています。ただ実際に高速を走っている時には2階建て構造であることを認識するのは難しいです。
ライトアップ照明とは反対の東側から撮影。こちらもシルエットのようなイメージで面白いと思います。
最後に夕景~トワイライト~夜景を一本の動画にまとめました。一つ一つのカットを長めに編集して落ち着いた雰囲気に仕上げました。静かなベイエリアの風景と、ライトアップされた橋の構造美を楽しんで頂ければ幸いです。
以上、港大橋の夜景でした。過去にも年末年始やイベント時等にライトアップは行われておりましたが、個人として実際に撮影したのは今回が初めてとなります。点灯時間は日没~22時頃まで。皆様も今のうちにぜひ訪れて見て下さい。将来的には大阪ベイエリアのもう一つのシンボル、天保山大橋もぜひ常時ライトアップを期待したいところです。
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