梅田・茶屋町に常翔学園が高層キャンパスを建設

梅田・茶屋町の旧市立梅田東小学校跡地周辺で進められている茶屋町地区地区計画。着工が始まっているヤンマー新本社ビルの隣(A-2地区)に常翔学園が高さ125mの高層キャンパスを建設することが分かりました。2016年秋の完成予定。

大阪工業大(大阪市旭区)などを運営する学校法人・常翔学園(坂口正雄理事長)は27日、大阪市北区の旧市立梅田東小跡地(4650平方メートル)に梅田キャンパスを設置すると発表した。高さ125メートルの高層ビル(地上22階、地下2階)を建設し、同大学が工学デザイン分野の新しい学部を置く計画で、摂南大(大阪府寝屋川市)など系列の二つの大学のサテライトオフィスも設ける。2016年秋の完成を目指すという。(引用元:読売新聞)

常翔学園 梅田キャンパス 完成予想パース
常翔学園 梅田キャンパスの完成予想図。地上22階建て、高さ125m、延床面積33,000㎡。高層部は西梅田のブリーゼタワーを彷彿とさせる洗練されたデザイン。

常翔学園 梅田キャンパス 完成予想パース2

常翔学園 梅田キャンパス 完成予想パース3
夜間は窓の光が漏れて綺麗だと思います。塔屋部分のライトアップにも期待。

大阪市 茶屋町地区地区計画 配置図
茶屋町地区地区計画の配置図。本件はA-2地区に建設される。A-1地区にはヤンマー新本社ビルが建設中、A-3地区には梅田OPAが開業しています。

常翔学園 梅田新キャンパス 2013年3月
少し古いですが現地の様子。背後には茶屋町~鶴野町の高層ビル群が広がる。

7~20階に大工大の新キャンパスと摂南大、広島国際大のサテライトオフィス、1~5階には約600人収容のコンベンションホールが入るとのこと。防災拠点として帰宅困難者収容所の設置や食料の備蓄も行われる予定です。大阪最大のターミナルに隣接するだけに、こういった災害時を想定した設備は非常に重要だと思います。

オフィス中心ではないということで空室率への影響もありませんし、学生が増えることで周辺の繁華街もさらに活気づくという非常に意義のある施設だと思います。また産学連携拠点としては近くにグランフロント大阪があり、相乗効果を見込めそうです。大学の都心回帰に拍車がかかりそうな今回の計画。非常に楽しみですね。