堺泉北臨海工業地帯の夜景、シリーズ第3回目は浜寺公園です。
1873年に日本最古の公立公園として誕生した浜寺公園。大正から昭和初期にかけては海水浴場を中心とした一大レジャースポットとなり、周辺には別荘地が形成されていきました。戦後、対岸に臨海工業地帯の造成が開始されたことで海水浴場は姿を消し、松林の保存を目的に浜寺水路が建設され現在に至ります。
浜寺水路と新浜寺大橋の夜景。海水浴場だった頃の面影はほとんど残っていませんが、海辺に広がっていた美しい松林は今も保存されています。
浜寺大橋を渡るとすぐに東燃ゼネラル石油の工場があります。周囲を取り囲むフェンスの一角に中を見られる場所がありましたので、そこから撮影しました。
金網越しなので撮影に工夫は必要ですが、工場好きには堪らない場所でしょう。
工場夜景を見るとブレードランナーやファイナルファンタジー7を思い出します。
複雑な配管設備を経て、原油から様々な石油製品が精製されていきます。
浜寺公園へのアクセスは南海本線浜寺公園駅、または阪堺線の浜寺駅前駅からすぐです。公園内には府営の駐車場もあります。浜寺公園から見る工場夜景は阪神高速の高架が邪魔だったりしますが、静かに流れる浜寺水路との調和は中々素晴らしいものがありますので、普通の夜景スポットとしても楽しめることと思います。