奈良県橿原市にある本薬師寺跡に咲いているホテイアオイを見てきました。名称に「本」と付いているのは、ここが藤原京時代の薬師寺跡だからです。現在の薬師寺は奈良市西ノ京にあり、平城京遷都後にこの地から移転したとされています。
数年前に本薬師寺跡周辺の休耕田を利用して植えられたホテイアオイ。テレビや新聞などで紹介されたため、沢山の観光客が訪れるようになってきました。
一面に咲き誇る紫色のホテイアオイは非常に見ごたえがあります。
ホテイアオイといえば金魚の水槽に浮かべるものと思っていたのですが、これだけ群生して花が咲くと印象がガラっと変わります。強力な水質浄化能力もあるそうです。
史跡としては金堂の礎石や東西両塔の礎石が残っています。本薬師寺の主要伽藍配置は、平城京の薬師寺とほぼ同じだったと言われています。
アクセスは近鉄橿原線 畝傍御陵前駅から徒歩10分程度です。無料の駐車場もあり午前9時から午後5時まで開放されています。ホテイアオイは10月下旬くらいまで楽しめるそうなので、秋の行楽の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。