摂津国一宮という社格が示すように、大阪で最も格式の高い神社であり、これまでに沢山のリクエストを頂いていた住吉大社の写真特集です。住吉大社といえば初詣の人出ランキングで毎年トップ10に入るほどの有名スポットですが、あまり普段の落ち着いた様子を見ることが少ないので、今回じっくりと撮影してみました。
住吉大社のすぐ目の前にある阪堺線の住吉鳥居前駅です。西側には同じく上町線の住吉公園駅と南海本線の住吉大社駅があり、アクセスは良好です。
いわゆる正門となる西大鳥居(一の鳥居)。ここが神域の入り口です。
反橋(太鼓橋)を北側から。虹のようなアーチが美しい。211年の創建時はこの辺りが海岸線だったそうです。石の橋脚は慶長年間に淀君が奉納したもの。
まるで壁のような急勾配。初詣の時期は大混雑で危険を感じることもあります。
住吉大社の手水舎。ウサギの口から水が注がれています。神功皇后がお祭りされた日が卯歳、卯月、卯日だったことから、ウサギとの深い結びつきを象徴しています。
御本殿の入り口にある住吉鳥居です。四角柱の為、角鳥居とも呼ばれています。
住吉鳥居からメインとなる御本殿へ。最初に見えるのは並列に並ぶ第三本宮(左)と第四本宮(右)です。御祭神はそれぞれ表筒男命、神功皇后。
国宝の御本殿は神社建築史上最古の特殊な様式で住吉造と呼ばれています。
最後は御本殿の一番奥に鎮座する第一本宮です。御祭神は底筒男命。
普段の境内は本当に静かで、御本殿では参拝者の拝礼と坪鈴の音が良く響きます。大阪の持つ歴史の奥深さを感じることのできる素晴らしい雰囲気でした。初詣にしか訪れないという方も、ぜひ普段の時期に足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回は夜景編をお届けします。