本薬師寺跡の後は明日香村へ。飛鳥時代の遺構が数多く残され、推古天皇、聖徳太子を中心とした律令国家誕生の地である明日香村。石舞台古墳は推古朝の時代に大臣として権力を握っていた蘇我馬子の墓とされている特別史跡です。
石舞台古墳の築造は7世紀初頭、日本最大の方墳です。岩の総重量は約2300トン、特に天井石は約77トンと当時の土木技術の高さを窺わせます。
石室内の様子。石棺はありませんが、古代の権力者の古墳で内部まで公開されているのは非常に珍しいと思います。夏でもひんやりと涼しく感じました。
石舞台古墳を訪れたのは小学校の遠足以来でした。当時はもっと殺風景な場所で、見学も無料だったと記憶しています(現在は有料で250円)。現在、古墳周辺は綺麗に整備され、飛鳥歴史公園の一つになっています。日本人の故郷と呼んでもいい明日香村。また今度レンタサイクルを使ってじっくりと観光したいと思っています。