南海会館ビル建て替え 155mの超高層ビルへ

南海電気鉄道は南海難波駅に直結する「南海会館ビル」(大阪市)の建て替え計画の概要を固めた。地上29階建てで、高さは155メートル前後の見通し。2016年に着工し、18年の完成を目指す。百貨店など大型商業施設の誘致を検討している。(引用元:日経新聞)

スイスホテル南海大阪と南海会館ビル
南海難波駅ターミナルとスイスホテル南海大阪。中央左側、ガラス張りの低層ビルが現在の南海会館ビル。敷地はかなり細長い形状になっています。

通天閣と難波の高層ビル群
難波の高層ビル群全景。この景観に新しい高層ビルが加わることになりそう。

南海難波駅に直結する南海会館ビル建て替えの続報です。新ビルは地上29階建て、高さは155m前後、2016年着工、2018年完成予定とのこと。ここまで詳細な情報が出てくるということは着工に向けて本格的に動き出したと見て間違いないと思います。南海電鉄は難波に集中投資といった感じですね。

気になるのは百貨店も含めた大型商業施設の誘致という点かもしれません。ご存知の通り南海難波駅ビルには高島屋大阪店が入居しており大規模な増床を完了したばかり。そして北側になんばマルイ、南側になんばパークスが立地しています。どこの系列が進出するのかは分かりませんが、実現すれば梅田に負けないほどの激戦区になりそうです。心斎橋はさらに厳しくなるかもしれません。

梅田、難波、阿倍野、この3拠点を中心にした集客戦争は果たして大阪活性化の起爆剤となるのか、単なる消耗戦になるだけなのか、その動向に注目していく必要がありそうです。東京メディアは店舗過剰だの何だの必死にネガキャンしていますが、個人的には大阪市中心部にはまだ集客の余地はあると考えています。