夫婦善哉の舞台 法善寺横丁の夜景

また随分とご無沙汰してしまいました。出張先ホテルのネット環境が悪いのかサーバーへの接続が弾かれて更新できませんでした。ようやく日本に戻ってきましたのでボチボチと再開しますね。

今回は小説や映画、夫婦善哉(めおとぜんざい)で有名な法善寺横丁の夜景を取り上げます。法善寺横丁は大阪・難波千日前の繁華街の路地裏にある小さなお寺、法善寺の周りに広がる横丁です。石畳の路地の両側に小料理屋やバーがひしめき合っており、古きよき浪花情緒を感じられる場所でもあります。2度の火災を乗り越え、現在は完全に復旧しています。

法善寺横丁の夜景 01
法善寺横丁の入り口。知らない人ならそのまま通り過ぎてしまいそうな場所にあります。こちら西側入り口の看板の文字は藤山寛美によるもの。

法善寺横丁の夜景 02
夫婦善哉の舞台となったぜんざい屋さんがあり、観光名所となっています。この辺はすれ違うのも困難なほど狭いです。

法善寺横丁の夜景 03
有名な料亭や小規模な料理店が軒をつらねる法善寺横丁。道頓堀がすぐ近くにあるとは思えないほど静かです。

法善寺横丁の夜景 04
石畳だと何気ない写真でも絵になるような気がします。

法善寺横丁の夜景 05
法善寺への参道。

法善寺境内 夜景
法善寺の境内です。

法善寺 水掛不動 夜景
水掛不動に祭られている不動明王像は商売繁盛や恋愛成就などの願いを込めて、参拝客から水をかけられます。そのため苔まみれで凄いことになっています。

法善寺 金比羅堂 01
絶えず線香の香りが漂う金比羅堂の様子。本尊は阿弥陀如来。しかし外からは見えないようです。

法善寺 金比羅堂 02
金比羅堂の天井にはたくさんの提灯が掛けられています。

法善寺こいさん通り 夜景
法善寺横丁から続くこいさん通りの夜景。どこか昭和の空気を感じさせます。

法善寺横丁は昔から雰囲気が変わっていないので写真だけを見ると時代が分かりませんね。今回はカラーですがモノクロームで仕上げるのも面白いかもしれません。派手な道頓堀のイメージが強いミナミの繁華街ですが、路地裏に風情が残っているのもまた大阪の良さだと思います。こんな街並みを大事にしたいですね。