JR大阪駅北側に広がるうめきたエリアの地下を東西に貫く梅北地下道が2023年11月7日をもって完全閉鎖されました。地下道は1928年に開通し、地元住民に活用されてきましたが、1993年に梅田スカイビルを含む新梅田シティが開業してからは、大阪駅方面からの最短ルートとして多数の人々が利用する重要な存在となっていました。
実に95年もの長い歴史があった梅北地下道ですが、グランフロント大阪やグラングリーン大阪(うめきた2期)の再開発の進捗に伴って徐々に縮小され、最後は西側の約50m程度を残すのみとなっていました。
以上、梅北地下道の最後の様子でした。地域住民の生活を100年近くに渡って支えてきた地下道が無くなるのは非常に寂しいですし、新しい街の誕生によって今後どんどんと記憶が失われていくことになると思います。この記事が後世に残り、少しでも在りし日の地下道の姿を思い出すきっかけになれば嬉しいですね。
2017年の地下道東側閉鎖時の記事や、梅田貨物線の地下切り替え工事の記事も併せてご覧ください。