堺泉北臨海工業地帯の夜景、シリーズ第2回目は石津漁港です。
堺市の沿岸部はそのほとんどが戦後に埋め立てられた工業地帯となっていますが、現在でも二つの漁港が残っており、内湾性の魚介類を対象とする沿岸漁業が行われています。そのうちの一つ、石津漁港からは海越しに東燃ゼネラル石油堺工場を中心とした石油化学コンビナートの夜景を見ることができます。
石津漁港から浜寺公園方面を臨む。左に新浜寺大橋、右に東燃ゼネラル石油堺工場が見えます。海に映る街灯の光が印象的な夜景スポットです。
阪神高速4号湾岸線の一部となっている新浜寺大橋。手前には石津漁港に隣接したマリーナ(ヨットハーバー)があります。夜間は静かな時間が流れています。
東燃ゼネラル石油堺工場のプラントと煙突群。堺泉北エリアで海越しに工業地帯を見られる場所は貴重です。対岸との距離も近いので撮影もしやすいです。
東燃ゼネラル石油はエクソンモービルグループの企業で、原油の輸入から精製、販売までを手がけています。ゼネラルブランドのガソリンスタンドが有名ですね。
無骨なコンビナートが夜間になると幻想的な風景に見えるのが不思議です。
工場夜景は色温度を低めに設定して撮影するとクールな雰囲気が出せます。
複雑なディテールを持つ工場はクローズアップしても絵になります。
石津漁港は南海本線の石津川駅または諏訪ノ森駅から徒歩15分程度です。車等の移動手段が無い方でも比較的アクセスは容易ですので、気軽に行ける工場夜景スポットを探している方には大変お勧めできると思います。ただし防護柵などが一切無い漁港ですので、くれぐれも海に転落しないように注意して鑑賞して下さい。