大阪神ビルと新阪急ビルを一体化して建て替えるという阪急阪神統合の象徴とも言える超大型プロジェクト、大阪梅田ツインタワーズ・サウスのI期棟が2018年4月27日に竣工し、6月1日に阪神百貨店が部分開業しました。大阪駅前の景観が大きく変わるということで、今回はI期棟の外観と歩行者デッキの夜景を中心に紹介します。
阪急百貨店側から見る大阪梅田ツインタワーズ・サウスI期棟の全景。上から見るとその巨大さが良くわかります。市道を跨いでの建設は全国初の事例となります。
カーブを描いているので分かりづらいですが、横幅は約200mもあります。Ⅱ期棟が完成すれば約270mとなり、池袋西武や福岡三越に匹敵する壁ビルとなります。
ファサードの隙間から建物内の明かりが漏れ出すシースルー部分。百貨店というよりはファッションビルのような上品な雰囲気が出ていると思います。
エレベーター棟のライトアップ。地下~地上~歩道橋の3層連絡で非常に便利です。
歩道橋からそのままビルの周囲を取り囲むようにデッキが巡らされています。
ウッドデッキのようなデザインで非常に洗練された歩行者空間を形成。
ビル南端の様子。隣のイーマビルと一体化しているようにも見えます。
地下街からスナックパークへの入口部分。阪神名物のイカ焼きも復活しました。
以上、施設全体を通して綺麗にまとまっており、阪神というよりは阪急系のイメージに近づいたような印象を受けました。ただシースルーの部分は非常に美しいのですが、せっかく複雑な壁面ディテールを持っているのですから、もう少し建物全体のライトアップを頑張って欲しかったところです。全館開業時のサプライズに期待しましょう。