OBP 大阪ビジネスパークの夜景 2017年11月

1969年に構想がスタートした大阪ビジネスパーク(OBP)は、1986年~1990年にかけて複数のビルが完成しましたが、それ以降は2005年のマルイトOBPビル以外に目立った動きはなく、しばらく停滞の時代が続いていました。しかし近年、一気に再開発の機運が持ち上がり、複数の大型プロジェクトが進行しています。今後、大きく景観が変わっていくので、2017年時点での夜景を記録しておくことにします。

OBP 大阪ビジネスパーク 夜景 2017年11月 01
大阪城天守閣直下の石垣から見るOBPの夜景。この展望地は少し分かりにくい場所にあるうえ、周囲はかなり暗いので穴場的な夜景スポットとなっています。

OBP 大阪ビジネスパーク 夜景 2017年11月 02
OBP全景。高さを157mに揃えられた高層ビル4棟を筆頭に、70m~130mのビルが整然と立ち並び、大阪で最も美しいビル街と呼んでも過言ではないかもしれません。

OBP 大阪ビジネスパーク 夜景 2017年11月 03
OBPの中心となる高層ビル群。

OBP 大阪ビジネスパーク 夜景 2017年11月 04
クリスタルタワーツイン21の間では、建設中のケイ・オプティコムビル(新MID大阪京橋ビル)がほぼ完成しています。まもなく稼働が始まるでしょう。

OBP 大阪ビジネスパーク 夜景 2017年11月 05
円盤のような大阪城ホールの向こう側では、読売テレビ新社屋が建設中。移転後の現社屋にはパナソニックが一棟借りで入居するとの報道がありました。

さらに富士通関西システムラボラトリKDDI大阪第2ビルの間の敷地では、京阪神ビルディングが2020年の完成を目処に100m程度のオフィスビルを建設予定となっており、最初の構想から半世紀をかけて遂に全てのビルが完成することになります。居住区の一切ない真の副都心の完成は、まさに関係者の努力の賜物だと思います。

以下、2020年の全街区完成時のビルリストです。

  • TWIN21 OBPパナソニックタワー (地上38階、高さ157m、1986年)
  • TWIN21 MIDタワー (地上38階、高さ157m、1986年)
  • OBPキャッスルタワー (地上38階、高さ157m、1988年)
  • クリスタルタワー (地上37階、高さ156.7m、1990年)
  • KDDI大阪第2ビル (地上20階、高さ130m、2015年)
  • 松下IMPビル (地上26階、高さ125m、1990年)
  • 大阪東京海上日動ビルディング (地上27階、高さ118.3m、1990年)
  • ケイ・オプティコムビル (地上22階、高さ116.27m、2017年)
  • 京阪神ビルディングの新ビル (地上15階、高さ約100m、2020年)
  • マルイトOBPビル (地上22階、高さ98.73m、2005年)
  • 読売テレビ新社屋 (地上17階、高さ85.06m、2019年)
  • 住友生命本社ビル (地上17階、高さ77.4m、2001年)
  • 読売テレビ本社ビル (地上14階、高さ77m、1988年)
  • 住友生命OBPプラザビル (地上17階、高さ74.7m、1990年)
  • ホテルニューオータニ大阪 (地上18階、高さ74.5m、1986年)
  • KDDI大阪ビル (地上12階、高さ64m、1988年)
  • 富士通関西システムラボラトリ (地上8階、高さ不明、1986年)