大阪市と堺市を分ける大和川の南岸に沿って建設が進む阪神高速6号大和川線。2017年1月28日に三宝ジャンクション~鉄砲出入口間が開通するのに合わせて、1月21日に記念イベントのクォーターマラソンとハイウェイウォークが実施されました。
阪神高速大和川線の整備効果。全線開通後には西名阪道から環状線を経由せずに湾岸線へと入ることができるようになり、渋滞の緩和が期待されています。
ハイウェイウォークはイオンモール堺鉄砲町の北側からスタート。
西行きの鉄砲東出口となる予定のスロープを反対に下って高速道路の本線に入っていきます。先に見えるトンネルは未開通区間。上には南海本線が走っています。
国道26号線の下を潜り、空が見える掘割方式で建設された区間を進んで行きます。
トンネル内部の様子。この辺りは未開通区間なので、まだ照明も仮設で白線等も引かれていません。非日常な雰囲気がプンプンでワクワクします。
ここからが2017年1月28日に開通する区間。照明や配管が化粧板で覆われておらず、設備が簡素化されている印象を受けました。メンテナンス性は高そうです。
6号大和川線の標識。照明はスッキリとした白色のLED。個人的にはオレンジ色の高圧ナトリウムランプで照らされた昔ながらのトンネルのほうが好きです。
トンネル内に気流を起こすことで排ガス対策を行うジェットファン。高速道路内の設備をじっくり撮影できる機会は中々ないので、こういったイベントはとても貴重です。
三宝ジャンクション手前の分岐標識です。神戸が左で関空が右という表示は構造上そうなっているのですが、土地勘のある人は逆に戸惑う可能性がありそうです。
地上に出るとウォーキングの折り返し地点となります。残念ながら先の三宝ジャンクションに入ることは出来ませんでした。かなり期待していたのですが。
入れないものは仕方ないので展示してあった三宝ジャンクションの模型。北側から見下ろしている状態になります。上下に走る道路が阪神高速4号湾岸線。
以上、阪神高速大和川線開通記念ハイウェイウォークの様子でした。往路では脚色のない素の状態の道路や付帯設備を楽しむことができました。またトンネル内では阪神高速の歩みを紹介するパネルが展示されていたり、緊急車両が展示されていたりと、非常に勉強になるものが多かったです。次回の復路編に続きます。