高さ300mとなる日本一の超高層ビル、あべのハルカスの低層階に入る近鉄百貨店の新本店が2013年6月13日に先行開業しました。この日はタワー館とウイング館の一部、約7万㎡が開業、2014年春の全館開業時には日本最大規模となる10万㎡の百貨店が誕生します。今回は夜景のみですが開業当日の様子を撮影しました。
通天閣から見た天王寺・阿倍野エリアの夜景。開業日なので何か特別なライトアップがあるかもと期待して通天閣に登りましたが、何も起こりませんでした…残念。
ターミナル周辺の様子。百貨店部分のライトアップが一際目立ちます。
近鉄大阪阿部野橋駅コンコースの様子。地元企業のシャープがハルカス内と合わせて100台以上の規模で納品したというデジタルサイネージが目を惹きます。
阿倍野歩道橋とあべのハルカス。阿倍野の夜景もいよいよ様になってきました。まず高さでインパクトを与えるという近鉄の戦略は大成功したと言って良いでしょう。
ついに明かりが灯ったあべのハルカス。まだ百貨店部分のみですが、ようやくここまできたかという感じです。ガラスカーテンウォールから漏れる光が綺麗です。
西側の壁面には「あべののみなさん、お待たせしました!」という垂れ幕が掛かっていました。地域密着型の百貨店ならではコメントが暖かいですね。
西側から見上げる。300mにもなると首が痛くなるくらいです。
北側壁面の様子。ABENO HARUKASのロゴがシンプルで良い感じです。ただタワー館とウイング館の間のライトアップが切れていて不自然な印象を受けました。
同じく北側の様子。天王寺MIOと合わせて、以前よりも格段に明るくなりました。
南側、あべのハルカスとあべのHoop間の歩道。以前は車と歩行者が接近して危ない場所だったのですが、両サイドに歩道が完成して歩きやすくなりました。
あべのハルカス側面にある2階デッキ。阿倍野歩道橋からここまで連続して歩けるとは思っていませんでした。さながら空中回廊が形成されているという感じです。
あべのHoop前の様子。撮影中に周りの誰かが「阿倍野じゃないみたい」と言っていましたが、まさにその通りだと思いました。とにかく変貌ぶりには驚かされます。
12階~14階にあるあべのハルカスダイニング。3フロアをフルに使った日本最大級のレストラン街。どんなスタイルの食事にも対応できそうな店舗が揃っていました。
大阪の味を集めた大坂通。瓢箪がデザイン上のアクセントになっています。
以上、あべのハルカス近鉄本店の夜景でした。店内のデザインはとても洗練されており、新しい阪急百貨店のそれに近いものを感じました。また各所に広場や休憩スペースが用意されていて、近鉄の掲げる立体都市というコンセプトの片鱗を感じることができました。今後は2013年秋にウイング館の上層階が開業、そして2014年春にオフィス、ホテル、美術館、展望台(ハルカス300)を含めて全館開業となります。あべのハルカスには阿倍野の、そして大阪の顔として頑張って貰いたいですね。