再開発で変貌する大阪・阿倍野の夜景 2013年3月

現在、大阪で最も変化の激しい天王寺・阿倍野エリア。2011年4月に開業した大型商業施設、あべのキューズタウンを皮切りに、2012年2月にはあべのniniが開業、現在は天王寺MIOプラザ館の改装や阿倍野歩道橋の架替えが進んでおり、最後の目玉となる高さ日本一の超高層ビル、あべのハルカスの全面開業を2014年に控えています。(近鉄百貨店本店は2013年夏に先行開業する予定)。

天王寺公園から見るあべのハルカス 夜景 2013年3月 01
天王寺公園から見るあべのハルカス。高さ300mの超高層ビルは既に外観が完成し、ランドマークとして君臨しています。現在は内装工事が進められています。

天王寺公園から見るあべのハルカス 夜景 2013年3月 02
通天閣(新世界)方面から天王寺・阿倍野方面へ抜ける歩道から見たあべのハルカス。開業後は多数の観光客がこのルートを通ることになるでしょう。

あべのハルカス 夜景 2013年3月
阿倍野橋から見たあべのハルカス。近くから見上げると、その高さを体感することができます。当然、写真に収めると強烈なパース感を持つ構図になります。

新阿倍野歩道橋 夜景 2013年3月 01
架け替え工事が進む新しい阿倍野歩道橋。アルファベットの「a」の形をモチーフにした斬新なデザインに変貌しつつあります。複雑な形状をした屋根も付いています。

新阿倍野歩道橋 夜景 2013年3月 02
阿倍野歩道橋は2013年4月の完成が予定されており、現在でも一部通行することができます。右に見える天王寺MIOプラザ館では新しい大型ビジョンが点灯しました。

阿倍野 岸本ビル 夜景 2013年3月 01
あべのハルカスの南側で建替えが進んでいた岸本ビルも完成。徐々にテナントの稼働が始まっています。洗練されたデザインが、エリアの景観に溶けこんでいます。

阿倍野 岸本ビル 夜景 2013年3月 02
あべの筋側から見た岸本ビルの夜景。建替えにあたっては左隣のあべのハルカス近鉄本店の外観デザインを相当に意識したものと思われます。

あべのnini & あべのキューズモール 夜景 2013年3月
あべの筋の夜景。あべのniniあべのキューズタウンという新スポットが誕生。しばらく大阪を離れていた人には一体何処だか分からないのではないでしょうか。

あべのハルカス & あべのキューズモール 夜景 2013年3月
あべの筋の拡幅予定部分から見た夜景。エリアの人の流れを変えたあべのキューズタウンの開業によって、東側の商店街が古臭い印象になってしまいました。

あべのキューズモール 夜景 2013年3月
あべのキューズモールの外観的特徴となっている北側入口付近の大屋根。新しい吹き抜け空間は、どこか近未来的な景観のようにも見えます。

阿倍野 尼崎平野線 夜景 2013年3月
ターミナル西側(尼崎平野線)方面の夜景。築年数の古いアポロビルアベノセンタービル(左手前)の建替えが今後の注目ポイントになってくると思います。

あべのHoop 夜景 2013年3月 01
2000年の開業以来、阿倍野を新たな若者の街として注目させることに成功したあべのHoopの夜景。今見ても非常に斬新な外観デザインだと思います。

あべのHoop 夜景 2013年3月 02
あべのHoopの北側ではあべのハルカスと2階部分で接続させる工事が進んでいます。近鉄百貨店の別館として機能させることになるのかもしれません。

梅田、難波に続く大阪第3のターミナルでありながら、これまでそのポテンシャルを全く活かしきれていなかった天王寺・阿倍野エリア。最近の再開発スピードは、その遅れを一気に取り戻すかのごとく急激に進んでいるという印象です。名実ともに大阪の第3極として認知されるようになっていくのか、今後の街並みの変化に注目です。


ここ3回に渡ってお届けした阿倍野エリアの記事が、EOS 6Dでの初撮りとなりました。今回の記事の写真は全てISO3200での手持ち撮影です。ノイズレベルはEOS 7DISO400と同等の印象でした。EOS 6D+大口径レンズの組み合わせは、本格的な夜景撮影には三脚が必須というこれまでの常識を覆してしまうかもしれません。ここ数年のデジタル技術の進歩は本当に凄いものだと改めて実感しました。