建替えが始まる大阪マルビルの夜景 (外観編)

1976年完成以来、長らく大阪駅前の顔として親しまれてきた大阪マルビルが、建替え工事のため2023年5月31日をもって全館の営業を終了しました。大阪マルビルは地上30階建て・高さ約123mの超高層ビルで、周りに高いビルが無かった竣工当時は本当の意味で大阪のランドマークとして君臨していました。今後は2023年夏頃より解体工事に着手し、新ビルは2030年春の完成を目指しています。

このたび「46年間お疲れ様でした」の感謝を込めて、大阪第一ホテルが稼働していた頃の最後の勇姿を数回に分けて紹介します。まずは外観編です。

大阪マルビル 全体夜景 01
大阪マルビルの全景。周囲に高層ビルが建ち並んでいるので全体像をすっきり捉えるのは難しくなっていますが、大阪駅前南交差点から見ると円柱型の特徴的な姿を見ることができます。
大阪マルビル 電光掲示板 夜景
屋上の電光掲示板。かつては360度ぐるぐる回る構造でしたが、2005年のリニューアルによって一部のみの表示となりました。
大阪マルビル 緑のテラス 夜景
1階のオープンスペース「緑のテラス」。2013年にスタートした大阪マルビル緑化プロジェクトにより、ビルの低層部を含めた緑化が進められました。ビルの外壁部分には苦労の跡が見え隠れしたりしますが・・・。
大阪マルビル 外周の階段 夜景
エキゾチックな雰囲気のある大阪マルビル外周部の階段。3Fのレストランへと続いていました。
大阪マルビル 東側 夜景
大阪マルビル東側の様子。
大阪マルビル 鳥のレリーフ 夜景
レトロな空気感を感じさせる鳥のレリーフ。もしかしたら新しいビルのどこかに移設されるかもしれませんね。
大阪マルビル 階段 夜景
2階へと続く階段。路面と壁面の質感が歴史を感じさせます。
大阪マルビル 全体夜景 02
梅田1交差点(南東側)から撮影。円柱型のイメージが強いですが、南側の低層部には意外とボリュームがあります。
大阪マルビル 低層部 夜景
南側低層部の様子。宴会場などホテルのバンケット機能が入っていました。
大阪マルビル チャペル 夜景
低層部を上から見るとこのようにチャペルの姿を見ることができます。
大阪マルビルと桜 夜景
大阪マルビルと桜。将来どんなビルが完成するのかとても楽しみです。
大阪マルビル 全体夜景 03
大阪マルビルを南側から撮影。左側にヒルトン大阪、右側に梅田DTタワー
大阪マルビル 屋上のサイン 夜景
屋上のサインを別角度から。こちら側からはしっかりと大阪マルビルの文字が見えます。
大阪マルビル 南西角 夜景
大阪マルビルの南西角。ライトアップされた外壁は近代建築のような雰囲気もあります。
大阪マルビル パーキング 夜景
駐車場入口。この場所から伊丹空港行きのバスも発着しています。
大阪マルビル 全体夜景 04
縦構図で大阪マルビルの全体を撮影。

以上、大阪マルビル見納めシリーズの外観編でした。やはり特徴的なのは円柱型の形状と屋上のサインで、マルビルの名称に恥じない強烈な個性を放っていました。将来できる新しいビルも何らかの形で今のイメージを残すのではないかと思います。

次回はホテルを含めた内観編をお届けする予定です。