2期に分けて進められてきた阪急百貨店うめだ本店の建替えプロジェクト。2012年10月25日、南側に続いて北側の2期棟がオープンしました。現在は総売場面積の8割が開業しており、11月21日に全館グランドオープンが予定されています。
梅田阪急ビルの全景。オフィスフロアも順調に埋まってきています。
ライトアップが美しい阪急百貨店うめだ本店。左側が今回開業したニ期棟部分。
阪急梅田駅と地下鉄東梅田駅方面とを結ぶ南北コンコースも全面開通。右側が阪急百貨店、左側が阪急グランドビルとなります。JR大阪駅とHEPナビオ方面を結ぶ東西コンコースと合わせて、梅田の大動脈が6年ぶりに復活しました。
映画ブラックレインの撮影にも使用された建替え前コンコースの豪華さは失われてしまったような印象があります。照明がやや明るすぎるのかもしれません。
大阪駅前の歩道橋から続く2階レベルにも通路ができて便利になりました。
阪急百貨店のエントランス。扉上にはアイアンワークが施されています。
カラフルにライトアップされた阪急百貨店のショーウィンドウが並ぶ。
ショーウィンドウの影絵にはLEDバージョンと通常バージョンの2種類があります。
阪急百貨店の9階から12階には高さ16mの大空間、祝祭広場が誕生しました。劇場型百貨店という新しいコンセプトを象徴する存在になっています。
客席にもなる大階段が用意されていて様々なイベントが行えるようになっています。
ついに完成した新しい阪急百貨店、とにかく全てにおいてスケールが大きいという印象を受けました。梅田エリアを代表する旗艦店の全面開業は、大阪の百貨店全体の動向にも影響を与えそうです。今後開業予定の近鉄百貨店あべの本店、そして阪神百貨店梅田本店の建替え計画など、ますます競争は激しくなっていきそうです。大阪人としては、とにかく無駄な消耗戦だけは避けて欲しいという思いです。