今回は御堂筋沿いの本町ガーデンシティと本町南ガーデンシティです。
この2つの高層ビルは供に大阪市北区に本社を置く積水ハウスが手がけた再開発プロジェクトで、空洞化が指摘されている大阪都心のビジネス街に新たな活気をもたらすものとして各方面から期待されています。
オリックス本町ビルから見た本町ガーデンシティ。27階建て高さ131.95m。高層部は外資系高級ホテルのセントレジスホテル大阪となっています。
御堂筋沿いの北西側から。本町ガーデンシティは都市再生特別地区の適用を受け、従来の高さ規制を超える建築物が可能になりました。周辺には御堂筋の景観を維持するべく様々な工夫が施されています。
御堂筋沿いの南西側から。角度によってかなり雰囲気が変わります。地上の圧迫感を無くすため低層部と高層部の2段構造になっています。
真下からの見上げ。落ち着いた印象の外壁は、新しいビルなのに昔から建っていたような雰囲気を感じさせます。この辺りの演出は上手いですね。
本町通り側にあるセントレジスホテル大阪のエントランス。最高級のホテルだけあって、おそらくサービスも一級品なのでしょう。一度は泊まってみたいです。
オリックス本町ビルから見た本町南ガーデンシティ。中央大通りを挟んで少し南側にある26階建て高さ111.1mの純粋なオフィスビルです。
御堂筋沿いの北西側から。こちらは最新のビルといった雰囲気。高層部はガラス張りですが、低層部は石造りの柱を使って風格を持たせています。
御堂筋沿いの南西側から。ビル自体は3月に完成していますがテナントの入居は始まっておらず、まだオープンできていない様子でした。梅田等と比較すると厳しい立地条件の為、最近の不況がもろに影響しているのかもしれません。
本町界隈には今回紹介した2棟やオリックス本町ビルなど、大型ビルの竣工が相次ぎました。今後も梅田や中之島で大量のオフィスが供給される見込みの為、さらに厳しい状況に追い込まれる可能性もあります。
しかし一方では震災を契機とした東京から大阪への機能分散の動きもあり、その際には耐震性を備えた最新のオフィスビルが優先して選ばれることは間違いありません。よって焦らずに構えていれば、近いうちに開業できるのはないかと思います。