シリーズ中之島夜景散歩。第5回目は四つ橋筋を構成する渡辺橋、肥後橋、ライトアップの美しい錦橋、高層ビルの建ち並ぶ中之島3丁目地区の夜景をご紹介します。
今回紹介する中之島3丁目周辺は再開発が特に活発なエリアで、現在も旧ダイビルの建替え工事や、フェスティバルホールの入る中之島フェスティバルタワーが建設中です。これら一連の急速な開発によって、中之島は最先端のビジネスエリアへと変貌しようとしています。
前回紹介した淀屋橋から中之島遊歩道を西へ歩くと、真っ先に目に留まるのがブルーにライトアップされた人道橋、錦橋です。背後には大正建築のファサードを残した大同生命肥後橋ビルが建っています。
錦橋のライトアップ。水都大阪2009に先駆けて2008年からライトアップが開始されました。元々は可動堰だったので、水面との間がかなり狭くなっています。
錦橋の様子。橋上には橋の錦絵をあしらったパネルが展示されています。背後には建設中の中之島フェスティバルタワー。完成すれば錦橋からの眺めもまた違ったものになるでしょう。
錦橋から見た肥後橋の夜景。土佐堀川に架かる肥後橋は四つ橋筋の一部となっています。阪神高速がビルの合間を抜けて迫ってくるようなイメージが好きで良く撮影する構図です。右側の朝日新聞ビルも建替えの計画があります。
肥後橋を北上すると、こちらも四つ橋筋の一部である渡辺橋があります。背後にはトリプルタワーのように見える(実際は2棟)アクア堂島があり、このまま北上するとJR大阪駅前へと至ります。
渡辺橋周辺の遊歩道の夜景。京阪中之島線の開通と同時に歩道の整備とガーデニングが施され、東西の移動が本当に快適になりました。
堂島川と阪神高速をダイナミックなイメージで捉えてみました。川と高速道路が織り成す都市景観は大阪を代表する存在だと思います。
中之島3丁目の高層ビル群。左が中之島三井ビル、右側が中之島ダイビルです。
中之島3丁目の高層ビル群を南側から。意識してかどうかは分かりませんが、この2棟は塔屋部が同系統の色でライトアップされており、兄弟のようにも見えます。
中之島3丁目の高層ビル群を北西側から。手前には関西電力本社の入る関電ビルディング。梅田~中之島地区で最も高いビル(195m)でもあります。塔屋部の青いライトアップは周囲の風向きによって光が流れるように動く演出が施されています。
次回は、堂島川沿いの新スポット、ほたるまちと中之島4丁目を紹介する予定です。