大阪・中之島夜景散歩 Vol.4 淀屋橋 & 大江橋

シリーズ中之島夜景散歩。第4回目は大阪のメインストリート御堂筋と中之島が交差する大阪市の中枢、淀屋橋大江橋周辺の夜景をご紹介します。

御堂筋の一部にもなっているこの2つの橋の周辺は中之島の中心であり、その洗練された景観は大都市としての風格を感じられるものです。中之島はパリのシテ島に例えられることも多いのですが、類似した景観を見れば当然のことのように思います。

淀屋橋から西方向の夕景 01
淀屋橋から見た中之島の夕景。両サイドにかつての豪商、住友、三井グループの重厚な建築物が建ち並び、さながら現代の蔵屋敷といった感じでしょうか。

淀屋橋から西方向の夕景 02
淀屋橋から見た中之島西部方面の夕景。右側の高層ビル群は最近になって開発された中之島3丁目エリア。その手前には朝日新聞が建設中の中之島フェスティバルタワーの建設現場が見えます。

淀屋橋から西方向の夜景
淀屋橋から見た中之島西部方面の夜景。中之島には塔屋がライトアップされたビルが多く、華やかな夜景を演出しています。中央は次回紹介する予定の錦橋

淀屋橋 夜景
淀屋橋の夜景。江戸時代の豪商、淀屋の名前が付いた淀屋橋は、パリのセーヌ川に架かるコンコルド橋をモチーフとしており、重要文化財にも指定されています。

大江橋 夜景
大江橋の夜景。外観が似ているため淀屋橋という1本の大きな橋と思われていることも多いのですが、中之島の北側が大江橋、南側が淀屋橋です。京阪中之島線の開通とともに大江橋駅が開業し、ようやく日の目を見ることができました。

大江橋から西方向の夜景
大江橋からの夜景。中之島の北側、堂島地区の風景です。阪神高速の橋脚をライトアップする光の回廊ライトアップが行われるようになり、より鮮やかな夜景を楽しめるようになりました。光の回廊は時間によって色が変化します。

大阪市役所 夜景 01
大阪市役所の夜景。大阪市の行政の中心であり、最近不祥事やら橋下知事との対立やらで何かと話題になります。建物のデザインにも賛否両論があり、旧庁舎の方がはるかに良かったという声も。個人的には今の庁舎も悪くないと思っています。

大阪市役所 夜景 02
大阪市役所の夜景 2。かなり奥行きのある巨大な建物であることが分かります。

土佐堀川とみおつくしプロムナード
大阪市役所脇の土佐堀側に面した遊歩道。年末に行われる光のルネサンス期間中は左側のみおつくしプロムナードイルミネーションストリートとなります。

日本銀行大阪支店 ライトアップ夜景 01
御堂筋を挟んで大阪市役所の向かい側にある日本銀行大阪支店のライトアップ。1903年建設(辰野金吾設計)、中之島を代表する近代建築です。

日本銀行大阪支店 ライトアップ夜景 02
日本銀行大阪支店のライトアップ その2。現在はこの後ろ側に建っている新館が業務の中心なのですが、やはり風格のある旧館の存在感は抜群です。

淀屋橋周辺は大阪経済の中枢であり、ここから南の本町に至るビジネス街の集積度はやはり凄いものがあります。近年、梅田地区がビジネスの中心となっっていくような雰囲気もありますが、本当の意味で大阪の都心といえるのはやはり淀屋橋~本町間であると思います。大阪全体のことを考えると、ずっとそうであって欲しいです。

次回はさらに西へ。再開発の進む中之島3丁目周辺の夜景を紹介する予定です。