2008年6月より大阪梅田で建設が進められてきた大阪富国生命ビルが本日、無事に竣工しました。グランドオープンは2010年12月を予定しています。
都市再生特別地区の容積率緩和によって実現した地上28階建て、高さ132.5mの大阪富国生命ビルは、フランスの建築家、ドミニク・ペロー氏がデザイン。
特徴的なのは森の大樹をイメージしたという、地上に近づくにつれ面積が大きくなっていく下層部の複雑な構造。さらにパーツをランダムに配置することにより、ガラス面の反射を利用して動きを演出しています。
大阪駅前歩道橋から見た大阪富国生命ビル。こちら側から見ると比較的シンプルなオフィスビルに見えます。塔屋部は夜間のライトアップが期待できるはず。
阪急百貨店前から見た大阪富国生命ビル。地上から捻じれるように伸び上がっていきます。複雑な光の反射と、森の大樹のイメージが良く分かるのはこの角度でしょう。
オフィスの入居状況はまだ分かりませんが、4~5階を知的創造基地として、立命館大学、京都造形芸術大学の入居が予定されています。地下部分はホワイティうめだと接続する地下街、フコク生命(いのち)の森がオープン予定。地下2階から地上4階まで6層の吹き抜け空間となるようで、こちらも楽しみです。