大阪厚生年金会館は2005年に社会保険庁から健康保険福祉施設整理機構に移管され、民間売却の対象となりました。その後2009年にオリックス不動産が落札し、大ホール部分はオリックス劇場としてリニューアル、芸術ホールと宿泊施設のあった部分には超高層タワーマンションが建設されることになりました。
オリックス本町ビルから見た現地の俯瞰写真です。中央付近に見える緑地の手前あたりが計画地です。旧大ホールの外観はそのまま残っています。
オリックス劇場の完成予想図です。旧大ホールの客席数(2,400席)は維持されます。ここしばらく手頃なホールが大阪に少ない状況が続いていましたが、オリックス劇場がオープンすれば中規模ホールとして引く手あまたになるでしょう。
南東側から見た大ホールの様子。完成図を見ると外壁はそのまま利用されるような感じですが、足場が組まれているので改修が行われるのかもしれません。
オリックス劇場の建築計画のお知らせ。今年の年末に工事は完了、2012年4月8日のオープン予定となっています。公式サイトによると、こけら落とし公演は新日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会だそうです。
マンション建築計画のお知らせ。名称は(仮称)大阪市西区新町1丁目マンション計画となっています。地上53階建て、最高高さ189.55m、2015年3月の完成予定です。立面図を見ると塔屋付近が少し凝った外観になっているように見えます。
こういうブログをやっている立場からはあまり見たくない横断幕が近隣のマンションに。200mよりも低くなったのは周辺に対する何らかの配慮でしょうか。
南側にある新町北公園の様子。旧大阪厚生年金会館大ホールでコンサートのある日は数多くの露店が建ち並んでいたことを覚えています。オリックス劇場がオープンすれば再びそんな光景が見られるのかもしれません。
敷地のすぐ西側にあった高層マンション、ベルファース大阪新町。25階建て、高さは80mを超えると思われます。恥ずかしながら今まで全くノーマークでした。
噂では大阪最大級となる200m超のマンションになるということでしたので、少し残念ではあるのですが、それでも大阪で3番目の高さのタワーマンションですから相当なインパクトがあるでしょう。オリックス劇場も最新鋭の設備にアップグレードされるようで非常に楽しみです。2013年にはフェスティバルホールも再オープンしますので、大阪のホール環境がさらに充実することは間違いありません。