長期間にわたって工事が進められてきたJR天王寺駅、大阪阿部野橋駅前の阿倍野歩道橋が2013年4月24日に全面開通しました。コンペによって最終デザインが決定したものの、施工業者の選定に3度失敗、4度目の入札でようやく業者が決定しましたが、施工難度の高さにより予定から1年以上遅れての完成となりました。
上から見る阿倍野歩道橋。反対から見るとアルファベットの「a」の形になります。
リニューアルされた天王寺MIOプラザ館と阿倍野歩道橋。以前は古臭い印象があったこの場所も、2つの相乗効果によって本当に見違えるような景観に変貌しました。
あべのハルカス側から見た歩道橋の様子。路面のカラーもお洒落で良い感じです。
太陽光が天井の膜を透過し、屋根付きながら暗い印象が全くありません。夜間は照明が点灯し、逆に屋根の内側からライトアップされるような形になります。
天王寺MIOプラザ館との接続部分。1階と2階へアクセスできます。
あべのnini側からJR天王寺駅と谷町筋。複雑な屋根の形状が良く分かります。
歩道橋というよりはペデストリアンデッキと呼んだ方が適切かもしれません。
下から見上げると円弧の形が強調され、さらに大迫力になります。
阿倍野歩道橋とあべのハルカス。この角度から見る阿倍野歩道橋は本当に素晴らしいデザイン。超高層ビルとの組み合わせが近未来的な景観を演出しています。
新しい阿倍野歩道橋は斬新なデザインで本当に素晴らしい出来栄えでした。屋根があることで暗い感じになるのではと危惧していましたが、光を透過する屋根と、歩道橋の全面を覆わない構造によって、非常に開放的な空間になっています。今後は地域のランドマークとして親しまれていくことでしょう。次回は夜景編をお届けします。