大阪府市統合本部の地下鉄改革プロジェクトチーム(PT)は7日までに、大阪市内を南北に走る市営地下鉄四つ橋線を延伸し、北を阪急電鉄、南を南海電鉄と接続して、新大阪―関西国際空港間を直結する新たな鉄道網構想をまとめた。(引用元:日本経済新聞)
これまで関空リニア、なにわ筋線などが提案されてきた関空アクセス鉄道に新たな構想が加わりそうです。地下鉄四つ橋線を延伸し、阪急、南海と相互直通させる構想で、実現すれば阪急十三から都心部を経由し関空と直結する鉄道路線となります。
四つ橋線を十三まで延伸する案というのは以前から出ていましたので、今回のポイントは南海との接続です。しかし給電方法やレール幅、地下から高架への接続など南海との接続には課題が山積みだそうで、鉄道マニアに聞けば絶対無理という答えが返ってきそうです。大阪府市PTの素人考えといえばそれまでですが。
確かに地図的にはJRと南海の分岐が必要で新たに掘削する必要があるなにわ筋線よりもシンプルに見えますし、十三新大阪連絡線が実現すれば、JR京都線や新幹線との接続にも問題が無くなります。しかし個人的にはJR大阪環状線のバイパス路線の役割を担うなにわ筋線一本に絞って進めて欲しいと思っています。