大阪城とOBPの夜景~新旧の対比~

最近寒くなったり暑くなったり、服装の選択に悩む今日この頃です。といってもスーツ姿を変える事は出来ず、中々温度調節がしづらいです。マスクも付けなきゃならないわで結構大変です。

さて今回は久々の夜景シリーズ、大阪ビジネスパークをバックにした大阪城のライトアップ夜景を取り上げてみます。(サイズ大きめなので注意)

大阪城とOBPの夜景

撮影場所は「大阪歴史博物館」、谷町四丁目駅前のNHK大阪放送局脇にある全国でも珍しい高層型の博物館です。眼下に大阪城公園や難波宮跡が広がり、現在の大阪の街並みと過去の大阪を比較しながら展示物を観覧することができる施設です。普段は午後5時で閉館しますが、金曜日のみ午後8時まで観覧が可能となっており、この日だけは夜景も同時に楽しむことができます。

撮影ポイントは何といってもOBPの高層ビル群をバックに輝く大阪城です。これを狙って建てたんじゃないか?と思わせるくらい綺麗な角度で撮影することができます。ただし大阪城のライトアップが強すぎて、露出を大阪城に合わせると全体が暗くなり、バックに合わせると大阪城が完全に白飛びしてしまうという中々設定に悩ませる被写体でもあります。

今の所持機材では完全に見た目を再現することは難しいので、今回はHDR(ハイダイナミックレンジ合成)と呼ばれる手法を採用することにしました。簡単に言えば、明るさを変えて撮影した複数の写真を合成して一枚の写真にしてしまうというものです。これで暗い部分から明るい部分までの階調(ダイナミックレンジ)が広い写真を生み出すことができます。

HDR(ハイダイナミックレンジ写真)元画像
この作例では上の3枚の写真を合成しています。

具体的な作成方法は省きますが、ソフトウェアは「Photomatix Pro」を使用しました。画像を読み込むだけでオートでHDR写真が作れる優れものですが、細かいバランス調整をすればより見栄えのする写真になります。デジタルカメラCCDの限界を超えた作例ができるのは中々面白いものです。ただし写真家としては邪道かもしれないですし、腕が鈍ってしまうような気がしますので多用は禁物ですね。

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