上本町YUFURA(うえほんまちゆふら)は近鉄大阪上本町駅ターミナル南側に建設中の複合ビルです。名称は「ゆらりふらり」と何度でも立ち寄りたくなる気持ちよい場所、心地よい空間をイメージして名付けられました。
かつて近鉄劇場のあったこの場所に、難波から新歌舞伎座が移転してきます。加えて商業施設、オフィスビルの機能も組み合わされ、新しい賑わいの創出を期待されています。開業は平成22年の夏を予定しています。
西側からオフィス、商業施設部分を撮影。かなりソリッドなデザインで、近鉄百貨店やシェラトン都ホテル大阪との統一感を狙っているのでしょう。創業の地にかける近鉄の意気込みを感じます。
近鉄百貨店との接続部分です。難波新歌舞伎座の特徴だった連続唐破風(からはふ)のイメージを継承したデザインになっています。4階と5階部分で近鉄百貨店と接続します。
東側から撮影。こちらの6階から8階が新しい大阪新歌舞伎座となります。こけら落とし公演は平成22年9月3日の予定。
上本町YUFURAの完成イメージ。地下1階から5階に入る商業施設も楽しみです。天王寺・阿倍野地区と同様、難波に近すぎることが最大のネックになりますが、劇場の存在によって広域からの集客も可能になると思います。
近鉄百貨店上本町店は外壁を改装中。以前の写真と比べると、より洗練されているのが分かります。
開業まであと少し。工事は急ピッチで進められています。希望としては再開発の機運がもっと周囲に波及していって欲しいと思っています。上本町ハイハイタウン南側の一帯に再開発計画がありますが、やはり大阪市ではなく民間の活力を導入して欲しいものですね。