このたび、『東京夜景』を創元社より出版することになりました。4冊目の書籍となる本作は、東京の夜景スポットを徹底的に紹介したヴィジュアルガイドブックとなります。
写真集の要素を持った都市特化型の夜景ガイドブックという、これまでの夜景本にはなかったスタイルで大好評を得た『大阪夜景』および続編『大阪夜景 増補改訂版』。今回そのコンセプトを受け継いだ東京版として企画されたのが『東京夜景』です。もちろん大阪を中心に活動してきた当方にとって、東京への進出は非常に大きな挑戦でもあります。
なぜ今「東京」なのか。理由は多々ありますが、まず2020年の東京オリンピックによって、日本国内だけではなく世界中から注目が集まり、日本人が改めて「都市としての東京」について考えるきっかけなるであろうということ。またインフラの再整備や都心部の再開発によって街並みが激変していく真っ只中にあることです。東京関連の書籍を出版するにあたって、このようなタイミングは中々あることではありません。
また意外なことに、東京に特化した夜景本がここ15年以上(ムックでも8年以上)発売されていないという事実があります。なぜここまで出なかったのか理由は良く分かりませんが、東京の夜景はテレビや広告、雑誌等で毎日のように目にするため、東京人にとって特別なものという感覚が薄れているのではないかという説があります。そこで大阪人の視点で外側から東京のランドスケープを捉えることで、東京夜景の素晴らしさを再認識してほしいという狙いがあります。
『東京夜景』では、都心から郊外まで東京全域を大きく13のエリアに分け、250ヶ所以上の中から厳選した全137ヶ所の夜景スポットを紹介。再開発が進む丸の内や、渋谷、新宿等の副都心、東京タワーや東京スカイツリー、六本木ヒルズ等の展望スポット、隅田川や東京湾岸の水景、建築物のライトアップやナイトハイキング向けの山夜景等、ありとあらゆるジャンルの夜景スポットを網羅。もちろん写真のクオリティも保証付きで、まさに東京夜景の決定版と呼ぶに相応しい一冊に仕上がっています。
『東京夜景』は2019年2月26日頃から書店に並ぶ予定です。全国書店の他、Amazonなどのオンラインショップ、また電子書籍版も順次配信される予定ですので、興味のある方はぜひご購入下さい。本のサイズやデザイン、構成まで『大阪夜景』と統一された姉妹本となっておりますので、ぜひ2冊並べて楽しんでみてはいかがでしょうか。