香里園かほりまちは寝屋川市と枚方市にまたがる京阪電鉄香里園駅東側一体の再開発地区の愛称です。駅西側とはかなり標高差が異なる丘陵地帯に、病院や住宅、商業、サービス施設などが一体的に整備されています。
香里園かほりまちの完成予想図です。1期工事として2街区、3街区の施設が完成し、2011年3月に街びらきしました。駅からは歩道橋で直結されています。
外環状線(国道170号線)を北に走っているとザ・香里園タワーが見えてきます。丘陵地に建っていることもあって、かなりのランドマーク性を誇っています。
ザ・香里園タワー その2。地上37階建て、高さ125mのタワーマンションです。右側が商業棟、左側が関西医科大学香里病院です。中央手前にはバスターミナルと駅前広場が整備されました。窮屈な印象が全く無いのが良い感じです。
駅前広場とバスターミナルです。歩行者デッキが整備され施設間の移動も快適です。
2街区の関西医科大学香里病院です。地域の暮らしにとってやはり病院は不可欠なので、郊外の再開発では必ずといっていいほど医療機関が併設されます。
現在整備が進んでいる1街区です。地上25階建て、高さ87mのタワーマンションが建設される予定です。再開発の締めくくりを飾る物件で2014年完成予定。
2007年に完成した駅西側のランドマーク、ロイヤルメドゥ香里園タワーです。地上37階建て、高さ124mのタワーマンションで、ザ・香里園タワーとは規模がかなり似ています。低層階はスーパーのライフになっています。
2009年に完成したブランズタワー香里園ロジュマンです。地上24階建て、高さ80.78mという規模なのですが、総戸数は340戸と上記2棟のタワーマンションを超えます。まあ見るからに太いので当然かもしれません。
香里園駅周辺を南側から眺めてみました。ほぼ同じ規模のタワーマンション、そして直線距離もほとんど変わらない場所なのですが、標高差のせいでかなり高さが違うように見えます。標高差は20mくらいありそうな感じです。
この他にもダイエー香里店跡地で45階建て、高さ162.44mの複合ビルが計画されています。大阪郊外で複数のプロジェクトがこれだけ活発に動いている地区も珍しいのではないでしょうか。駅周辺もかなりの賑わいを見せており、寝屋川市駅から中心駅の座を奪い取ろうという勢いすら感じました。このように郊外の地域間で切磋琢磨することが大阪全体活性化の下地になっていくと思います。