大阪城天守閣展望台からの夕景・夜景

時間の経つのは早いもので、今年も慌しい師走の時期がやってきました。このブログも開設から2年になろうとしています。絶えず試行錯誤しながらの運営に付き合っていただいて本当に感謝しております。これからも頑張ります。

さて今回は大阪城天守閣の展望台から見た夕景・夜景をご紹介します。

大阪のシンボルである大阪城ですが、天守閣の開館時間は通常午後5時までとなっており、基本的に夜景を見られるスポットではありません。しかし夏季など特定の期間で開館時間の延長が行われることがあり、そういった時期を使えばギリギリ夜景を見られる時間まで鑑賞することができます。(2010年夏は午後7時まででした)

大阪城天守閣から都心の夕景
大阪城天守閣から見た大阪都心方面の夕景。この状態で午後6時、閉館時間の午後7時までにどこまで日が落ちてくれるか、まさに時間との勝負になります。

大阪城天守閣から梅田方面の夕景
大阪城天守閣から見た梅田方面の夕景。大阪城の標高は80mくらいだと思いますが、近くに高い建物が無いので見晴らしはかなり良いです。六甲山も見えています。

大阪城天守閣から北浜方面の夕景
北浜方面の夕景。中央に超高層マンション、The Kitahamaがそびえています。

大阪城天守閣から都心方面の夜景
大阪都心方面の夜景。まだ明るさは残っていますが、徐々に夜景らしくなってきました。しかし時間は午後6時45分、あと15分で撮影を終えなければなりません。カメラの設定に迷ってる時間は無いので、こんな場面では経験が物をいいます。

大阪城天守閣から梅田方面の夜景
梅田方面の夜景。高層ビル群のライトアップが灯り始める時間です。もう少し日が落ちて欲しい所ですが、これはこれで綺麗かもしれません。

大阪城天守閣から中之島方面の夜景
中之島方面の夜景。手前には大阪の官庁街、大手前地区。東京でいうと霞が関にあたるのでしょうか。街を歩くと普通のオフィス街とは異なった雰囲気があります。

大阪城天守閣から大阪府庁の夜景
こちらも官庁街、谷町4丁目駅周辺の夜景。手前には大阪府庁、映画のロケ地としても数多く登場する近代建築です。府庁を南港に全面移転させる動きがありますが、最近の近代建築保存の風潮から、移転しても単純に再開発はできないと思われます。

大阪城天守閣から大阪ビジネスパークの夜景
OBP 大阪ビジネスパークの夜景。今更ですがOBPは大阪で最も成功した副都心型再開発といえるでしょう。成功には様々な要因がありますが、大阪城公園の緑による環境の良さと京橋駅ターミナルの存在は大きいと思います。

大阪城天守閣から大阪アメニティパークの夜景
大川とOAP 大阪アメニティパークの夜景。今年は大阪城から天神祭花火の様子がTV中継されていましたが本当に絶景でした。ぜひ一般開放して欲しい所です。

大阪城天守閣からNHK大阪放送局の夜景
NHK大阪放送局大阪府警本部の夜景。左側の円筒形の建物は大阪歴史博物館。この辺りの建物は、お役所仕事とは思えないほど近未来的な外観をしています。

大阪城天守閣からの夜景、いかがだったでしょうか。時間的にはここまでですが、珍しい写真になったのではないかと思います。正直あと1時間延長してくれればもっと良かったんですけどね…。一応管理協会に要望は出してみます。

余談になりますが、大阪城では三脚の使用が禁止されています。こういう場面で重宝するのが手ブレ補正付きレンズ。今回の撮影ではTAMRONのSP AF 17-50mm F2.8 XR DiII VC (Model B005)というレンズを使用しました。

描写力は今回の作例を見ていただくとして、このレンズの手ブレ補正機能が素晴らしいのです。1/4秒~1/2秒のシャッター速度でも高確率で手ブレを抑えられます。この性能は明らかに純正レンズを越えており、それでいて価格が純正の1/3程度ですから、夜景撮影のパートナーとして一押しのレンズであることは間違いありません。もし夜景用のレンズを検討されている方がいらっしゃいましたらぜひ参考にして下さい。