今回はちょっと趣向を変えて古都・奈良の夜景をご紹介します。
奈良を代表する夜景イベントである2010年7月17日~2010年9月26日のライトアッププロムナードならと、2010年8月5日~14日のなら燈花会とが重なっている日程を選びました。しかも今年は平城遷都1300年祭ということで物凄い人出でした。
興福寺五重塔のライトアップです。左は東金堂。奈良公園の中でも一際目立つ存在。ライトアッププロムナード観光はここからスタートする人が多いようです。
興福寺から続く大階段を下りると猿沢池です。周囲の柳がグリーンにライトアップされ幻想的な風景を演出しています。周囲には燈花会の燈篭が並びます。
猿沢池と北円堂の夜景。日本に現存する八角円堂のうち最も美しいと言われています。立ち並ぶ屋台から出る煙が夏の雰囲気を高めていました。
猿沢池から見た興福寺のライトアップです。有名な構図なので気合を入れて撮影したのですが、五重塔と池の明暗差が激しくかなり難しい被写体。仕方なくHDR処理をして違和感なく見られる形にしました。それでも不満が残る一枚。
鶯池に浮かぶ浮見堂のライトアップです。六角形の建物と池のコントラストが美しいです。この池には貸しボートがあり、有数のデートスポットとなっています。
東大寺・南大門のライトアップです。何度見てもその厳かな存在感に圧倒されます。この門をくぐると中門、大仏殿へと続いていきます。
東大寺の鏡池越しに見る中門と大仏殿のライトアップです。朱色が映える中門と、ライトアップされた大仏殿、それらが映る鏡池の組み合わせが素晴らしいです。
東大寺・大仏殿のライトアップです。外から大仏様は見えませんが、建物だけでも十分存在感があります。ここは三脚使用禁止なのでISO3200で手持ち撮影。
東大寺中門前の燈篭です。燈篭がある時と無い時とでは夜の雰囲気が全然違ってくると思います。古都奈良の夜景を楽しむならやはり燈花会の時期がお勧めです。
やはり世界遺産でもある古都奈良の文化財は本当に見ごたえがあります。改めて日本の原点ともいえる奈良の風景を大事にしていきたいと思いました。
他にも春日大社の中元万燈篭や平城京・朱雀門のライトアップ、薬師寺のライトアップ等、沢山のイベントが行われていたのですが、今回は時間的にここまでしか周れませんでした。来年はもっとじっくり時間を作って堪能したいと思っています。