大阪府庁のWTC移転案が否決され、振り出しに戻った感のある府庁周辺の再開発ですが、橋下知事がビッグプランをぶち上げたようです。府庁周辺の府有地2.8ヘクタールを民間に売却し、新たな文化・観光拠点として整備、売却益を用いて現府庁舎の耐震補強や維持管理費に当てるというものです。
大阪府庁周辺再開発へ、ホテルや大学誘致…知事方針(cache)
大阪城天守閣から見た大阪府庁周辺の再開発予定地です。写真左側にあるポッカリと空いた土地に新しい大阪府庁舎が建設される予定でした。今回の構想ではこの場所にコンサートホールやコンベンションホールの誘致を想定しているようです。
天満橋から見た再開発予定地です。ちょっと分かりにくいですが写真左下の方に大阪府庁が見えます。写真の真ん中あたりの用地にはオフィスビルやホテル、マンションなどの建設を構想しているようです。
WTC移転に失敗した橋下知事ですが、次々とプランを出してくるあたりはさすがだと思います。逆に言えば、何故これほどの一等地が今まで手付かずだったのかが不思議なくらいです。現府庁の建て替え予定地だった場所は別としても、その周辺用地くらいは民間に売却されていてもおかしくなかったと思います。まぁそんなに迅速に対応できるなら大阪府がこれほどの赤字体質にはなってなかったと思いますが・・・。
それにしても大型再開発関連のニュースは久しぶりでしたね。ただ悔やまれるのが昨年末からの大不況です。用地の売却は2011年度以降になる見通しなので、それまでにある程度回復していることを期待しましょう。