2017年中頃から2018年初頭にかけて進められてきた大阪駅前歩道橋の改修工事により耐震化と美装化が完了。新たに阪急電鉄とネーミングライツ契約を結び、阪急阪神連絡デッキ 梅田新歩道橋という名称になりました。リニューアルによって施された夜間のライトアップが素晴らしいものでしたので改めて紹介しておきます。
阪急百貨店側から見る新歩道橋。以前と同じ躯体を使っているとは思えないほど変貌しました。
ライトアップは手すりの内部から下方向を照らす手法をとっています。歩道橋の路面もグレー基調のシックな色合いに舗装され、高級感がアップしたような印象があります。
JR大阪駅方面。階段にも同様のライトアップが施されています。
元々この歩道橋は1964年に松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏が大阪市に寄贈したもので、当時のプレートが阪神側の手すりに保存されています。この架橋が梅田の発展に寄与した役割は非常に大きいと思われます。
新歩道橋と大阪ステーションシティのサウスゲートビルディングを結ぶスカイウォークが先立って開通しています。
スカイウォークは屋根付きでJR大阪駅の歴史を紹介するギャラリーのような機能も併せ持っています。手前には大阪ステーションシティの外観を象ったオブジェが鎮座。
阪急阪神連絡デッキとスカイウォークの全景。阪神百貨店1期部分とのマッチングも良い感じです。
このように新歩道橋とスカイウォークのライトアップが加わることによって梅田の夜景がより洗練されたものになりました。地下街に比べて遅れが目立っていた地上部分のネットワーク整備ですが、北口のヨドバシ梅田連絡橋も含め少しずつ改善されてきました。西日本最大のターミナルとして、地上での街歩きも楽しめるエリアになって欲しいと思います。