グランフロント大阪の夜景シリーズ、第5回目は北館 ナレッジキャピタルです。
グランフロント大阪の中核施設として計画当初から話題になっていたのが北館に入るナレッジキャピタル(知的創造拠点)です。企業の体験型のショールームを中心に、産官学連携の活動拠点、多目的シアター、国際会議に対応するコンベンションセンターなど、知識の交流を通じて新たな価値を生み出そうという目的があります。
グランフロント大阪 北館の夜景。繁華街に近い南東側の地上部分に日本初進出のZARA HOMEを持ってくるあたりに、北館に人を誘導しようという戦略を感じます。
南館と北館を結ぶ連絡橋。2階レベルでJR大阪駅から繋がっています。
北館内部の様子。内装にブラックやグレーの配色パターンが加わり、南館とは異なったシックなイメージを演出。南側はショップ&レストランの一部となります。
エスカレーターを一直線に配置するなど、縦長の施設を活かす工夫が見られます。
ナレッジキャピタルの中心にあるナレッジプラザは1階から7階までの壮大な吹き抜け空間です。うめきた広場とともに、多様なイベントの開催を想定しています。
ツイン21や大阪府咲洲庁舎コスモタワーのアトリウム空間よりもさらに大規模なものです。天井はガラス張りになっていて、昼間は太陽光が入ってきます。
2階から7階のテラスガーデン入口まで一直線に導くエスカレーターが特徴的です。
以上、北館 ナレッジキャピタルの夜景でした。想像以上に大規模な施設で、これだけのハコを埋めるだけでも大変だっただろうと思います。ただ最初は物珍しさだけで訪れてくれますが、今後はいかに継続して集客するかが課題になってくるでしょう。コンセプト的にはパナソニックセンター大阪を南館ではなく、こちらに持ってくるべきだったと思います。次回は北館テラスガーデンおよびうめきたフロアの予定です。