ユニバーサルシティウォーク 2期拡張と超高層ホテル計画

大阪市は此花区のユニバーサルシティ駅前開発用地(6647㎡)を東京都の特定目的会社、ワンダー ・トリアングルムに売却することを発表しました。

米映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に隣接する未利用地(約6600平方メートル)の売却について、市は14日、予定価格(約17億円)を上回る約20億円の価格提案をした東京都の特定目的会社「ワンダー・トリアングルム」を事業者として選定した。(産経新聞)

落札価格は20億4000万円、USJ初のスーパーオフィシャルホテルとなる(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワーを核に、ユニバーサルシティウォーク大阪の拡張部分となる商業施設、2つの広場、回遊できる歩行者空間を整備。ワンダー ・トリアングルム社は2013年度内の建物着工、2015年内の開業を予定しています。

(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワー 完成予想パース
(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワーの完成予想パース。規模は地上28階建て、高さ100m、客室数600室。クラシカルでシンボル性の高い外観デザインです。

ユニバーサルシティウォーク大阪2期 敷地の俯瞰
計画地(手前)周辺を上から見た様子。敷地の形状が三角形なので開発者側からすると少し使い辛そうな感じ。完成するとUSJのゲートに最も近いホテルとなります。

USJ周辺のホテル群 01
現在建っている3本のホテル。右からホテル京阪ユニバーサルタワー(135m)、ホテル京阪ユニバーサルシティ(83m)、ホテル近鉄ユニバーサルシティ(93m)。

USJ周辺のホテル群 02
計画地からホテル群とユニバーサルシティウォーク大阪を見上げる。

JRユニバーサルシティ駅からUSJへと続くストリートは、これまで片側にしか店舗が無く非常に寂しかっただけに、今回の発表は多くのUSJファンにとって待ちに待ったものだと思います。商業ファサードはUSJ社と密接に連携するということで、外観や入居するテナントも第1期以上に魅力的なものになるのではないかと思います。

今回の計画は、きちんとシティウォークの拡張と銘打っていること、さらに高層化、そしてスーパーオフィシャルホテルの新設と、個人的に「こうなったらいいな」と思い描いていたビジョンがそのまま形になったような感じで、内容的に文句の付けようがありません。勢いを増すUSJ本体とともに、周辺も盛り上がって欲しいですね。