LUMIX GF2 ミラーレス一眼を導入しました

普段、撮影にはEOS 7DやEOS 40Dといったデジタル一眼レフを使用しているのですが、標準レンズ1本を付けて1.5kg程度、さらにレンズ数本と三脚をプラスすると重量が簡単に5Kgを超えてしまいます。よって「今日は撮影に行くぞ」という明確な意思がないと持ち出すのに躊躇してしまうのが現状でした。つまり仕事帰り等にちょっと撮影というのが難しく、せっかくの撮影チャンスを逃してしまうことも多々ありました。

そんな時はコンパクトデジカメを使えばいいのですが、コンデジの小さなセンサーではどう頑張っても一眼の画質には敵いませんので、後で後悔するくらいなら一眼で…となってしまうわけです。そんなこんなで悶々としていた所、最近になってコンパクトなボディに一眼のセンサーを搭載したミラーレス一眼(マイクロ一眼)と呼ばれるジャンルのカメラが出てきましたので、遅ればせながらサブカメラとして導入してみました。

LUMIX GF2 + 14mm F2.5
導入したのは一つ前の型のLUMIX GF2です。キットのパンケーキレンズ(14mm F2.5)を付けると、ちょっと大きめのコンデジとサイズが変わりません。これなら普段から持ち運ぼうという気にさせてくれます。シンプルなデザインも好みです。

LUMIX GF2 + 14-42mm F3.5-5.6
ダブルレンズキットの3倍ズームレンズ(14-42mm F3.5-5.6)です。見ての通り、これを装着するとせっかくのコンパクトさが失われてしまいます。ミラーレスとはいえ、大きなセンサーに対応するズームレンズならこれが当たり前でした。

LUMIX GF2 + PZ 14-42mm F3.5-5.6
で、私にミラーレスの購入を決意させたのがこのレンズ(PZ 14-42mm F3.5-5.6)の存在です。沈胴式レンズ機構&電動ズームを採用することでパンケーキレンズと同等のサイズを実現した、まさに革命的なレンズです。コンデジとミラーレスの境界が無くなり、ついにズームレンズを付けた一眼がポケットに入る時代がやってきました。

LUMIX GF2 & EOS 7D
EOS 7Dと比較するとこんな感じ。重量は約3倍、大人と子供くらいの差があります。

LUMIX GF2 + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
小さくても一眼ですので、マウントアダプタを介してキヤノンのEFレンズが装着できます。画角は2倍、マニュアルフォーカス、絞り開放のみとなりますが、思った以上に使えます。ボディが軽いのでレンズだけ持ち出して撮影しているような感覚になります。

LUMIX GF2 + EF 70-200mm F4L IS USM + テレコン
望遠レンズを付けるとこんな感じ。まぁここまでやる人は少ないかと…。

実際に使ってみると想像以上に体への負担が軽いことに驚きました。EOSで一日撮影すると肩や腕が痛くなったりするのですが、GF2だとそんなことは全くありません。やはりミラーレス一眼の機動力は抜群だといえそうです。操作に若干の癖はありますが、女性やこれからカメラを始めようという方には間違いなくお勧めできます。

肝心の画質ですが、前回紹介したあべのniniの記事で使用している写真は全てGF2で撮影したものです。実験的にキヤノンレンズ(EF-S 10-22mm)を使用していますし、天候と時間帯が良くないので単純な評価は難しいのですが、普通の一眼レフと遜色ない画質を得られそうな感じです。GF2はハイビジョン動画も撮影できますので、このカメラで撮影した動画もいずれ公開できればいいなと思っています。