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平城宮跡は奈良の古都平城京の大内裏にあたる部分で、現在は文化庁によって遺跡の整備と建造物の復元が進んでいます。1998年には朱雀門が、平城遷都1300年となる2010年には第一次大極殿の復元が完了しました。
第一次大極殿の夜景です。広大な草原に浮かび上がる宮殿の様子は圧巻です。
第一次大極殿の夜景 その2。大極殿の建物は平成13年から10年の歳月をかけて復元されました。平城遷都1300年祭の時には内部も公開されていました。
第一次大極殿の夜景 その3。今は周囲に何もありませんが、将来は大極殿を取り巻く南門や廻廊などの復元整備も検討されているそうです。
第一次大極殿の夜景 その4。平城宮跡内は砂利道と草原になっており、さらに暗い場所に小さな川のようなものもあるので夜間の移動はかなり危険です。この辺りは今後さらに整備が望まれる部分だと思います。
大内裏南側の正門にあたる朱雀門のライトアップ夜景です。朱雀大路の一部も復元されています。ドラマ鹿男あをによしの撮影でも使用されました。
朱雀門のライトアップ夜景 その2。現在この手前すぐの所に近鉄奈良線の電車が走っており、導線的にも景観的にも台無しとなっています。線路の移設や地下化などが検討されているそうですが、実現したとしてもかなり先のことになるでしょう。
この平城宮跡ですが、ライトアッププロムナードのプログラムに入っているのにほとんど人がいませんでした。やはり近鉄大和西大寺駅から大極殿の近くまで徒歩20分以上かかるアクセスの悪さがネックなのでしょうか。奈良公園の人の多さに比べると寂しいかぎりですが、逆に落ち着いて楽しめるスポットなのかもしれません。