シリーズ中之島夜景散歩。第3回目は中之島を代表する近代建築、大阪市中央公会堂と中之島図書館のライトアップ夜景です。
難波橋の中央から分岐する中之島通りを西へ進むと美しくライトアップされた大阪市中央公会堂が見えてきます。静かな川の流れと重厚な建築群の組み合わせは、中之島東部エリア最大の見所といっても良いでしょう。
難波橋から見た大阪市中央公会堂の夜景です。ライトアップが土佐堀川の水面に映えます。右側には今年6月にレストラン、GARB weeksがオープンし、中之島通りに新たな賑わいが生まれました。レストランとしては最高のロケーションだと思います。
綺麗に並んだ並木が美しい中之島通りの突き当たりに中央公会堂が見えます。
中央公会堂のライトアップを正面から撮影。定番の構図です。歩道から真正面を見られる場所があるというのがポイントです。
中央公会堂を正面から見上げる。1918年(大正7年)に完成した中央公会堂は中之島のシンボルとして親しまれてきました。2002年にリニューアルオープンし、この時からライトアップが開始されました。
土佐堀川側から見た中央公会堂。ネオ・ルネッサンス様式を基本に細部までこだわりぬいて設計されています。まさに大正ロマン溢れる建物です。
南西側の入り口付近。どこから撮影しても絵になります。大阪市中央公会堂は、日本の近代建築遺産として国の重要文化財に指定されています。
堂島川側から見た中央公会堂。建物は地上3階建て、地下にはレストラン、中之島倶楽部があり、オムライスが名物になっています。
中央公会堂の西側に寄り添うように建つ大阪府立中之島図書館のライトアップです。こちらも1904年(明治37年)に開館した近代建築の傑作。
ネオ・バロック様式で建てられた外観。正面中央は白く、両翼は暖色系のライトアップで立体感を出しています。柱の様子は神殿のようにも見えますね。
正面から見上げる。図書館利用の際、ここから入ることは出来ず、両サイドにある別の入り口から入ることになります。扉が開くのを見たことはまだありません。
入り口付近のアップ。開館当時のまま大阪図書館と刻まれているのが分かります。
以上、中之島近代建築のライトアップ夜景、いかがだったでしょうか。戦前のいわゆる大大阪(だいおおさか)と呼ばれていた繁栄の時代を思い起こさせるものとして近代建築の存在は非常に重要です。そして民間の力という大阪独自のパワーは、今後の大阪を成長、発展させるヒントにもなると思っています。
次回は御堂筋と中之島が交差する淀屋橋周辺の夜景を紹介する予定です。