百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録2周年を記念して、藤井寺市の市立生涯学習センター(アイセル シュラ ホール)のライトアップが行われました。2021年7月3日~5日は医療従事者への感謝の気持ちを込めたブルーカラー、7月6日は感染者への差別をなくす運動(シトラスリボンプロジェクト)のグリーンカラーで建物がライトアップされました。
緑色にライトアップされたアイセル シュラ ホール。藤井寺新池に映る様子が幻想的でした。
梅雨の合間に見えた青みの残る空色とのマッチングは素晴らしいの一言。
建物の外観は岡古墳から出土した舟形埴輪をモチーフとしているそうです。
エントランス正面から見るアイセル シュラ ホールのライトアップ。(※許可を得て敷地内から撮影しています)
館名の「アイセル」は、Activity、Information、Consultation、Exchange、Learningの頭文字、「シュラ」は三ツ塚古墳で出土した古墳時代の巨石運搬用ソリ「修羅」から取っているそうです。(※許可を得て敷地内から撮影しています)
建物西側(船首側)から撮影。突き出た2本のツノがソリのイメージでしょうか。(※許可を得て敷地内から撮影しています)
2階エントランスから撮影。曲面を描く外壁と伸びやかな柱が美しい造形。(※許可を得て敷地内から撮影しています)
間近から超広角レンズで撮影すると大迫力です。(※許可を得て敷地内から撮影しています)
藤井寺新池越しに見る船尾。どこか祭壇のような神々しさを感じます。
建物北側から撮影。ライトアップは行われていませんが普段からこのような姿を楽しむことが出来ます。
以上、藤井寺市立生涯学習センター(アイセル シュラ ホール)の貴重なライトアップ夜景でした。現地の職員さんにお話を伺ったところ、世界文化遺産登録2周年を記念するにあたって、古墳そのもので何らかのイベントを実施することは非常に難しいため、古墳にゆかりのある同施設のライトアップを実現させたそうです。
個人的にも身近にこのようなシンボリックな建築物があったことを知らず、現地でその雄大な姿を見て大変驚きました。建物内部には藤井寺市内の遺跡から見つかった遺物を展示した歴史展示コーナーがありますので、読者の皆様も機会がありましたらぜひ訪れてみて下さい。