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リーガロイヤルホテル 中之島プロジェクト西地区へ移転?

2011年9月に報じられたロイヤルホテルと森トラストとの新たな資本業務提携の続報になるのでしょうか。リーガロイヤルホテル周辺の再開発に関連して、同ホテルを中之島プロジェクト西地区へ移転させる検討が始まったというニュースです。

大阪を代表する高級ホテル、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)を運営するロイヤルホテルが、朝日新聞社などが同区内で建て替えるタワービルへ同ホテルを移転する検討を始めたことが15日、関係者への取材で分かった。

リーガロイヤルホテル大阪 01
リーガロイヤルホテル外観。既に築40年を超え、全体の老朽化が課題となっている。

リーガロイヤルホテル大阪 02
大阪国際会議場などの大型ビルが建ち並ぶ中之島5丁目〜6丁目周辺。

元々は梅田北ヤードへ新ホテルを建設する計画でしたが、現在グランフロント大阪の建設を進める三菱地所連合に敗れ、計画は白紙となりました。そして先日報じられた中之島プロジェクト西地区着工決定のニュース。ライバルとなる外資系高級ホテルに進出されるくらいなら、自ら入居したほうが得策という判断かもしれません。

中之島プロジェクトの建設を進める朝日新聞側にとっても、リスクの大きな新規の外資系ホテルブランドよりは、関西を代表する老舗高級ホテルの方が知名度や収益の安定性においてメリットがあると思いますし、両者の思惑が一致すればトントン拍子に移転に向けての話し合いが進んでいく可能性があります。

ただ完全移転するとなると、リーガロイヤルホテルという核を無くした状態で跡地一帯の再開発が可能なのかという問題があります。森トラストという会社は大阪の再開発に関しては特に慎重な印象があり、移転後の跡地利用が一向に進まないという最悪のパターンも考えられるだけに、早急な結論は出して欲しくないと思っています。個人的にはやはり現在地での建替えがベストだと思うのですが。

天王寺〜難波間 LRT新路線のルート調査・検討開始へ

天王寺〜難波〜梅田〜新大阪を結ぶ次世代路面電車(LRT)の検討が始まる模様です。先行整備する天王寺-難波間について、2015年度着工、2018年度開通を目標に、今年秋にも阪堺電気軌道の協力を得てルート調査が開始される見通し。

大阪府と大阪市が今月、大阪・アベノからミナミ、御堂筋を通ってキタ、新大阪までをつなぐ次世代型路面電車(LRT)の新路線づくりに着手する。先行整備する天王寺-難波間約3キロについて、近くルート調査を開始。(読売新聞)

ルートは阪堺天王寺駅前駅から天王寺動物園内を通り抜け、堺筋を北進、難波へと至る約3km。車窓から動物を観覧でき、通天閣や日本橋でんでんタウンを通る観光電車を目指すとのことですが、動物園内の敷設スペースの確保や動物たちへの影響、日本橋でんでんタウン〜難波間という大阪屈指の商業地区に路面電車を通せるのかという根本的な疑問もあります。特に渋滞対策は相当な課題でしょう。

あべのハルカス Abeno HARUKAS 2012年9月 01
起点となる天王寺・阿倍野地区と天王寺公園。手前のあたりが天王寺動物園。

あべのルシアスから見た天王寺公園
天王寺公園から通天閣、難波方面にかけて。

報道では天王寺〜難波間だけではなく、難波から梅田、新大阪という文字もあります。御堂筋にLRTという話題は以前にも出てきましたが、新大阪まではさすがに無理があるような気がします。そのまま地下鉄御堂筋線のルートと重複しますし。

実現可能性は相当に低いと思いますが、これまでの常識や慣習に囚われない柔軟な発想が橋下・松井体制の真骨頂でもあるので、大阪の活性化に向けた様々な案が出てくるのは良い事だと思います。我々は冷静に進捗を見守って行きましょう。

中之島プロジェクト西地区 & 阪神百貨店の再開発が始動

新年早々、再開発関連の大きなニュースが報道されました。

まずは昨年末に開業した中之島フェスティバルタワー向かい側に位置する大阪朝日ビルと朝日新聞ビルを高さ200mの超高層複合ビルへと建て替える中之島プロジェクト西地区の着工決定と詳細スケジュールの発表です。

朝日新聞社は4日、朝日新聞大阪本社の所在地(大阪市北区中之島)にあるビル3棟を二つの超高層ビルに建て替える「中之島プロジェクト」で、西地区のタワービルを2017年の春から夏に完成させると発表した。当初計画より完成時期を約1年早め、14年夏に着工する。(引用元:朝日新聞)

中之島フェスティバルタワー西地区 イメージ図
新たに公表されたイメージ図です。以前のパースでは東地区と似たようなデザインでしたが、今回はボカしてあるのでデザイン変更の可能性がありそうです。

大阪朝日ビル(朝日新聞大阪本社) 2011年6月
建て替えられる朝日新聞ビル(手前)と大阪朝日ビル(奥)。

着工の決定だけではなく、当初計画より1年前倒しの2017年春〜夏の竣工を目指すという発表に驚きました。東地区のオフィス成約率が90%を突破する好調ぶりを考えると当然なのかもしれませんが、大阪全体のオフィス市場を考えると、かなり積極的な判断だと言えそうです。もしかしたら既に大口の契約が内定しているのかも…。

規模は地上42階建て、高さ200m、総事業費は約500億円を想定。内容はオフィス(約25フロア)、商業施設、文化交流施設、国際級ホテルになるようです。商業施設の中身だけではなく、どこの高級ホテルを誘致するのかにも注目が集まりそうです。


そして阪神百貨店本店の入る大阪神ビルと隣接する新阪急ビルを一体的に建て替える計画の具体的な手続きに入ったという報道もありました。何度も延期を繰り返してきたこの巨大な再開発計画、果たして今回はどうなるのでしょうか。

阪急阪神ホールディングスは阪神百貨店梅田本店が入る大阪神ビルを建て替える方針を固めた。隣接する新阪急ビルと一体で再開発し、新たに高層ビルを建設する計画で、2014年度にも着工する。(引用元:日本経済新聞)

大阪神ビル& 新阪急ビル 2012年5月
手前右側が大阪神ビル、左側が新阪急ビルです。

おそらく以前に報道された通り、先に新阪急ビルを建替えて阪神百貨店の仮店舗とし、次に大阪神ビルの建替えに着手するという手法になると思います。地下に存在する阪神梅田駅も再整備するということで、かなりの大工事になりそうです。

報道では容積率の緩和申請で高さ190mを目指し、2014年度にも着工、総事業費1000億円という具体的な数字まで出てきました。阪急うめだ本店が開業したこともあり、今度こそ本格的に動き出すことは間違いなさそうです。完成までに10年はかかる見通しですが、大阪駅前に阪急と阪神のツインタワーが聳え立つ日が楽しみです。

阪急百貨店うめだ本店 ニ期棟がオープン

2期に分けて進められてきた阪急百貨店うめだ本店の建替えプロジェクト。2012年10月25日、南側に続いて北側の2期棟がオープンしました。現在は総売場面積の8割が開業しており、11月21日に全館グランドオープンが予定されています。

梅田阪急ビル 夜景 2012年11月 01
梅田阪急ビルの全景。オフィスフロアも順調に埋まってきています。

梅田阪急ビル 夜景 2012年11月 02
ライトアップが美しい阪急百貨店うめだ本店。左側が今回開業したニ期棟部分。

阪急梅田駅 南北コンコース 2012年11月 01
阪急梅田駅と地下鉄東梅田駅方面とを結ぶ南北コンコースも全面開通。右側が阪急百貨店、左側が阪急グランドビルとなります。JR大阪駅とHEPナビオ方面を結ぶ東西コンコースと合わせて、梅田の大動脈が6年ぶりに復活しました。

阪急梅田駅 南北コンコース 2012年11月 02
映画ブラックレインの撮影にも使用された建替え前コンコースの豪華さは失われてしまったような印象があります。照明がやや明るすぎるのかもしれません。

阪急梅田駅 南北コンコース 2012年11月 03
広大な無柱空間が開放的で新鮮です。

阪急梅田駅 南北コンコース 2012年11月 04
大阪駅前の歩道橋から続く2階レベルにも通路ができて便利になりました。

梅田阪急百貨店 ニ期棟エントランス 01
阪急百貨店のエントランス。扉上にはアイアンワークが施されています。

梅田阪急百貨店 ニ期棟エントランス 02
カラフルにライトアップされた阪急百貨店のショーウィンドウが並ぶ。

梅田阪急百貨店 ニ期棟エントランス 03
ショーウィンドウの影絵にはLEDバージョンと通常バージョンの2種類があります。

梅田阪急百貨店 ニ期棟 祝祭広場 01
阪急百貨店の9階から12階には高さ16mの大空間、祝祭広場が誕生しました。劇場型百貨店という新しいコンセプトを象徴する存在になっています。

梅田阪急百貨店 に期棟 祝祭広場 03
客席にもなる大階段が用意されていて様々なイベントが行えるようになっています。

梅田阪急百貨店 ニ期棟 祝祭広場 02
壁面には大型のアートビジョンが設置されています。

ついに完成した新しい阪急百貨店、とにかく全てにおいてスケールが大きいという印象を受けました。梅田エリアを代表する旗艦店の全面開業は、大阪の百貨店全体の動向にも影響を与えそうです。今後開業予定の近鉄百貨店あべの本店、そして阪神百貨店梅田本店の建替え計画など、ますます競争は激しくなっていきそうです。大阪人としては、とにかく無駄な消耗戦だけは避けて欲しいという思いです。

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