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御堂筋沿いの高さ規制撤廃へ 200mビルも建設可能に

大阪市の都市計画審議会専門部会は19日、原則50メートル、最高60メートルに制限されていた御堂筋沿いのビルの高さ規制について、条件付きで撤廃することを決めた。規制緩和で老朽化したビルの再開発や街の活性化を促すのが狙い。市は2013年度中に必要な手続きを終える方針。(朝日新聞)

大阪市のメインストリート、御堂筋の淀屋橋〜本町間の高さ規制が撤廃される見通しとなりました。低層部の高さは現状維持の50mに統一しつつ、高層部をセットバックさせた場合について、50m+セットバックの長さ×2の高さまで建設可能とし、また条件次第で容積率を最大1300%まで認めるとのこと。つまり容積率や航空法、デザインとの兼ね合いもありますが、その気になれば200mビルの建設も可能となります。

御堂筋 淀屋橋交差点 2012年4月
御堂筋、淀屋橋交差点付近の様子。

御堂筋 本町付近 2012年4月
御堂筋、本町付近の様子をオリックス本町ビルから。30m制限時代のビルと50m制限時代のビルが混在するので、高さの統一感は既に崩れています。

御堂筋Kappo 2011 06
都市再生特別地区の適用を受けた本町ガーデンシティ(セントレジス大阪)。今後はこのようなビルが増えていくことになります。このビル場合は高層部を20mセットバックさせているので、今回の条例改正案にあてはめると140mが上限となります。

大阪の都心部を象徴する都市景観を持つ御堂筋の高さ規制撤廃は、時代の流れとはいえ、少し寂しい思いがあるのも事実です。しかし老朽化したビルの建替えが促進されることや、低層部への店舗誘致等で街が活性化するのであれば、それはそれで重要なことだと思います。規制が撤廃されても、開発業者には景観維持へ細心の注意を払った大阪の中心部に相応しい建築デザインをお願いしたい所です。

大阪神&新阪急ビル 容積率緩和で高さ190mの高層ビルへ

阪神百貨店本店の入る大阪神ビルと隣接する新阪急ビルを一体的に建て替える計画の続報です。容積率の緩和が大阪市の都市計画審議会で正式に決定される見通しとなり、190mビルの建設が確定的となりました。2023年の完成を目指とのこと。

阪神百貨店梅田本店が、高さ最大約190メートルと同85メートルの「2段式高層ビル」に生まれ変わる計画が1日、分かった。阪急阪神ホールディングスが、同百貨店が入る大阪神ビル(大阪市北区)と隣接する新阪急ビル(同区)を一体開発し、大規模化する。(引用元:MSN産経)

都市再生特別地区の変更(梅田一丁目地区)
梅田一丁目地区の説明図(大阪市資料)。中層部85mと高層部190mの2段構造。容積率2000%への緩和で延べ床面積は15万屬ら25万屬悗搬臧に拡大する。

大阪神ビル&新阪急ビル 2013年3月
手前右側が大阪神ビル、左側が新阪急ビルです。

大阪神ビル 2013年3月 02
大阪神ビルの北面全景。こちら側が最大で高さ190mとなります。百貨店の面積は現在と同程度になるということで、拡大部分のほとんどがオフィスになるようです。

大阪神ビル 2013年3月 01
大阪駅前歩道橋から見る大阪神ビル(阪神百貨店本店)。在阪マスコミ定番の取材スポットとなっているこの歩道橋も耐震化のため大規模改修されるようです。

大阪神ビル 2013年3月 03
大阪神ビルは2002年に外壁を改修しているので、あまり古臭さを感じません。

新阪急ビル 2013年3月 01
新阪急ビルの全景。こちらは最大で高さ85mとなります。この横幅だと圧迫感が非常に強くなりそうなので、外観のデザインで上手く処理して欲しいです。

新阪急ビル 2013年3月 02
新阪急ビルの南側。右端は先に建替えが完了した梅田阪急ビル

新阪急ビル 2013年3月 03
大阪神ビル(左)と新阪急ビル(右)の間の市道。新ビルはこの上空を2階レベル(高さ5.5m)で跨いで一体化させる予定です。右側手前は商業施設のイーマ

これまで何度も肩透かしを食ってきた阪神百貨店の建替え計画。ここまでくればもう着工は間違いないのではないでしょうか。それにしても都市再生特別措置法の恩恵とはいえ容積率2000%は凄いです。昔からこういった法令が準備されていれば現在の大阪は見違えるように快適な街になっていたはず。都心部に関しては航空法の規制も含め、もっと積極的に条件を緩和していく方向になればと思います。

森ノ宮 日生球場跡地に東急不動産の商業施設

1997年の閉鎖以来、長年に渡って放置されてきた森ノ宮駅前の日本生命球場跡地の再開発がようやく動き出します。先日、日本生命と東急不動産が土地の賃貸契約を結び、スポーツクラブ(東急スポーツオアシス)を核テナントとするショッピングモール型の複合商業施設を建設すると発表しました。2015年の開業を予定しています。

日本生命保険と東急不動産は28日、日本生命球場跡地(大阪市中央区)で商業施設を開発することで合意したと発表した。東急不動産は球場の歴史を残すデザインや名称を検討中で、平成27年の開業を目指す。(MSN産経)

森ノ宮 日生球場跡地 上空
Google MAPによる日生球場跡地の空撮。33,000屬箸い広大な敷地をどのように利用するのか楽しみです。内部にはまだフィールドの形が残っています。 

森ノ宮 日生球場跡地 2013年3月 01
敷地を北西側から。ちょうどバックネット裏スタンドのあった場所です。スタンドのあった部分は現在ほとんどが駐車場として利用されています。

森ノ宮 日生球場跡地 2013年3月 02
敷地を南西側から。ライト側内野席と外野席の間です。

森ノ宮 日生球場跡地 2013年3月 03
敷地の南側。ライト側外野スタンドのあった場所です。

森ノ宮 日生球場跡地 2013年3月 04
敷地を南東側から。ちょうどバックスクリーンのあたりです。

森ノ宮ピロティホール 2013年3月
敷地の東側に建つ森ノ宮ピロティホール。森ノ宮遺跡の遺構を保存するためにピロティ方式(高床式)となっています。2010年の改築で黄色い外壁になりました。

これまで中々再開発が進まなかった理由は、事前の発掘調査に多額の費用と期間を要する為とされてきました。北側に大阪城、西側に難波宮跡、東側に森ノ宮遺跡が存在しており、日生球場跡地にも何らかの遺跡が眠っているのはほぼ間違いないと言われています。一般企業が費用負担に難色を示すのは当然のことです。

東急不動産の契約が土地の譲渡ではなく賃貸契約となったのもそういった事情があるのかもしれません。契約期間は不明ですが、必然的に分譲マンション等は建てられないことになります。発掘調査に5年はかかると言われていましたが、2015年開業予定ということで、今回は簡易的な発掘調査で済ますことになるのでしょう。

日生球場では小さい頃に何度か近鉄バファローズの試合を見た記憶があります。都心からは少し不便だった藤井寺球場と比べて非常に便利でした。東急不動産は施設の外観に球場のイメージを取り入れるとしており、球場の記憶を継承しながら、人々に長く親しまれる施設を作って欲しいです。東急プラザ江坂箕面ヴィソラあべのキューズモールと、大阪でも実績のある企業なので期待しましょう。

ユニバーサルシティウォーク 2期拡張と超高層ホテル計画

大阪市は此花区のユニバーサルシティ駅前開発用地(6647屐砲鯏豕都の特定目的会社、ワンダー ・トリアングルムに売却することを発表しました。

米映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に隣接する未利用地(約6600平方メートル)の売却について、市は14日、予定価格(約17億円)を上回る約20億円の価格提案をした東京都の特定目的会社「ワンダー・トリアングルム」を事業者として選定した。(産経新聞)

落札価格は20億4000万円、USJ初のスーパーオフィシャルホテルとなる(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワーを核に、ユニバーサルシティウォーク大阪の拡張部分となる商業施設、2つの広場、回遊できる歩行者空間を整備。ワンダー ・トリアングルム社は2013年度内の建物着工、2015年内の開業を予定しています。

(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワー 完成予想パース
(仮称)ホテルユニバーサルグランドタワーの完成予想パース。規模は地上28階建て、高さ100m、客室数600室。クラシカルでシンボル性の高い外観デザインです。

ユニバーサルシティウォーク大阪2期 敷地の俯瞰
計画地(手前)周辺を上から見た様子。敷地の形状が三角形なので開発者側からすると少し使い辛そうな感じ。完成するとUSJのゲートに最も近いホテルとなります。

USJ周辺のホテル群 01
現在建っている3本のホテル。右からホテル京阪ユニバーサルタワー(135m)、ホテル京阪ユニバーサルシティ(83m)、ホテル近鉄ユニバーサルシティ(93m)。

USJ周辺のホテル群 02
計画地からホテル群とユニバーサルシティウォーク大阪を見上げる。

JRユニバーサルシティ駅からUSJへと続くストリートは、これまで片側にしか店舗が無く非常に寂しかっただけに、今回の発表は多くのUSJファンにとって待ちに待ったものだと思います。商業ファサードはUSJ社と密接に連携するということで、外観や入居するテナントも第1期以上に魅力的なものになるのではないかと思います。

今回の計画は、きちんとシティウォークの拡張と銘打っていること、さらに高層化、そしてスーパーオフィシャルホテルの新設と、個人的に「こうなったらいいな」と思い描いていたビジョンがそのまま形になったような感じで、内容的に文句の付けようがありません。勢いを増すUSJ本体とともに、周辺も盛り上がって欲しいですね。

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