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難波 精華小学校跡地の現況 2015年4月

何度かお伝えしてきた精華小学校跡地の再開発ですが、どうやら計画が難航しているようです。今年2月に以下のような内容の報道がありました。
(経緯の詳細は過去記事1過去記事2過去記事3を参照のこと)

大阪・難波の一等地にあり、平成25年に大阪市が民間に売却した市立精華小学校跡地(中央区、約4200平方メートル)の再開発計画が頓挫していることが21日、関係者への取材でわかった。(引用元:産経WEST)

経緯からして一筋縄ではいかない案件だとは思っていましたが、記事によると共同開発を持ちかけた中堅スーパー会社と資金トラブルが発生しているようで、また分社化して別会社が運営するという点について、原則転売を認めない大阪市との契約違反になる可能性もあり、延期どころか頓挫の可能性すら出てきました。

精華小学校跡地再開発計画 2013年8月案 01
2013年8月の住民説明会で配布された資料の一部。38階建てを想定した(仮称)難波駅前ビルが描かれている。南海難波駅前の活性化に貢献するはずでしたが…。

精華小学校跡地 2015年4月 01 精華通り
2015年4月の精華通りの様子。通りに面するのはこちら側だけとなります。公募が低調だったのも、このアクセスの悪さが原因の一つだと思います。

精華小学校跡地 2015年4月 02
校舎の解体は終わっているようですが、外から窺い知ることは出来ませんでした。

精華小学校跡地 2015年4月 03 南海難波駅前
南海難波駅前からの様子。広告看板の裏側が精華小跡地になります。広告が抜けているのは単に出稿が無いだけなのか再開発の予兆なのかは分かりません。

精華小学校跡地 2015年4月 04 南側1
なんば南海通に面した敷地南側の様子。店舗の退去が進んでいるように見えます。ここが大きく開いて再開発ビルへの入口になると非常に効果が大きいはずです。

精華小学校跡地2015年4月 04 南西側
敷地南西側。チケットショップの辺り。こちらも店舗が退去しています。

精華小学校跡地2015年4月 04 北東側
敷地北東角の店舗も空いています。これも再開発に連動しているのでしょうか。

難波 新歌舞伎座 再開発工事 2015年4月
同じく再開発が進行している新歌舞伎座跡。冠婚葬祭のベルコが複合ビルを建設する予定。現在は内部で解体工事が行われているようです。

このように周囲を見ると何か動きがあるのは間違いなさそうではありますが、今回のような報道を見るに先行きはかなり不安です。同じ市有地の売却関連では、フェスティバルゲート跡地が4回目の公募でようやく事業者が決定したにも関わらず、契約条項の隙を突いて結局パチンコ店にされてしまうという最悪の展開になった例があります。精華小跡地には本当に街のため、市民のためになるものを作って欲しいです。

難波宮跡公園整備事業 大極殿復元の検討を開始

大阪府・大阪市は大阪城公園の南側に広がる飛鳥・奈良時代の宮殿跡(難波宮跡公園)の整備事業に、大極殿の復元可能性を検討する予算を計上しました。

大阪府と大阪市は、15年度に難波宮跡公園南部ブロック(大阪市中央区法円坂1)に大極殿の建物を復元できる可能性を検討する経費を15年度予算案に計上した。(引用元:日刊建設工業新聞)

難波宮跡公園 南部ブロック 夜景
大阪歴史博物館から見た難波宮跡公園の夜景。史跡公園として街灯が整備されている一角が南部ブロックと呼ばれている部分。大極殿と朝堂院があったとされており、大極殿の基壇は1980年までに復元されている。手前は法円坂交差点。

難波宮跡公園 北部ブロック 夜景
NHKの旧局舎等があった難波宮跡公園の北部ブロック。難波宮の内裏が存在していたとされている。現状は全く手付かずの状態だが、今回の2015年度予算に歴史を体感できる公園整備の基本設計費が盛り込まれた。

平城宮跡 第1次大極殿 ライトアップ夜景 02
参考までに奈良の平城宮跡に復元された第一次大極殿の様子。幅44m、高さ27mの威容を誇る。調査から完成まで17年間の歳月と約180億円の総事業費を要した。

平城宮跡 第1次大極殿 ライトアップ夜景 05
平城宮第一次大極殿のライトアップ。もし難波宮の大極殿が復元されれば、大阪城との時代を超えた共演が楽しめる歴史ファンにはたまらないスポットになるだろう。

平城宮跡の大極殿のように、復元までのハードルは非常に高いと思われますが、ぜひとも実現させて欲しいプロジェクトです。古代史において大阪の地が果たしてきた役割の大きさと比較して、その認知度はあまりにも低いという現状を変えるきっかけになるかもしれません。一般から寄付を募ることも検討する価値がありそうです。

OBP 大阪ビジネスパークの再開発 2014年10月

大阪砲兵工廠跡地の再開発として1980年代に開発がスタートした大阪ビジネスパーク(OBP)。1990年頃には大阪を代表する副都心としての地位を確立しましたが、バブルの崩壊を経た後、梅田周辺へのオフィス集積によって空室率の悪化が進み、ビジネスエリアとしての地位は低下するばかりでした。

しかし2014年に入って地権者からなるOBP開発協議会は地区の用途を、学校・病院・賃貸マンションへと広げることを決定。さらにパナソニック大阪京橋ビルの建替え、KDDI大阪第2ビルの建設、そして読売テレビが地区内に新社屋の建設を発表するなど、ここにきて新たな再開発計画が一気に浮上するという急展開となりました。

OBP 大阪ビジネスパーク 全景 2014年9月 01
大阪ビジネスパークの全景。シンプルなデザインのビルが建ち並ぶ。


■ (仮称)新MID大阪京橋ビル(パナソニック大阪京橋ビル建替え)

昭和49年に建設されたパナソニック大阪京橋ビル。地上8階建て、1〜3階には旧松下電工のショールームが入居していた。現在、解体工事が進行中で、跡地には地上22階建て、高さ116.27mのビルが建設される予定。関西電力系通信会社のケイ・オプティコムが2017年度にも本社を移転して入居する見通し。

パナソニック大阪京橋ビル 建替え 2014年9月 01
右側手前でパナソニック大阪京橋ビルの解体工事が行われている。

パナソニック大阪京橋ビル 建替え 2014年9月 02
ここに高層ビルが建つとOBPのスカイラインは大きく変わることになるだろう。


■ KDDI大阪第2ビル(TELEHOUSE OSAKA 2)

KDDI大阪ビルの隣接地に建設中のKDDI大阪第2ビル
地上20階建て、高さ130m。内部には国内最大級の電力供給能力を備えたデータセンター、「TELEHOUSE OSAKA 2」が設置される。2015年6月の完成予定。

KDDI大阪第2ビル(TELEHOUSE OSAKA 2) 完成予想パース
KDDI大阪第2ビル(TELEHOUSE OSAKA 2)の完成予想図。

KDDI大阪第2ビル(TELEHOUSE OSAKA 2) 2014年9月
KDDI大阪第2ビル、建設工事の様子。


■ 読売テレビ放送 新社屋

読売テレビ放送がシアターBRAVA!跡地に建設を計画している新社屋。現社屋が手狭になったことや、放送設備の更新が近いことを理由に、高さ80m程度の新ビルを建設し移転する計画。2016年秋の着工、2019年夏に開局する予定。

読売テレビ 新社屋 イラスト
読売テレビ放送 新社屋のイメージイラスト。

シアターBRAVA!(読売テレビ 新社屋 建設予定地) 2014年9月 01
読売テレビ放送 新社屋の建設予定地。右側が閉館したシアターBRAVA!。

シアターBRAVA(読売テレビ 新社屋 建設予定地) 2014年9月 02
イメージ図を見ると現在駐車場になっている広大な敷地も使用される見通し。

読売テレビ放送 本社ビル 2014年9月
現在の読売テレビ本社ビル。移転後の活用方法が注目される。


■ その他

OBP 富士通所有地 2014年9月
一連の再開発が進むと、残る空き地はこの駐車場のみとなる。地権者は富士通。前述の地区用途拡大によって、新たな複合施設の建設が発表される可能性も。

OBP 大阪ビジネスパーク 全景 2014年9月 02
寝屋川とOBP。観光客を乗せた水上バスが行き交う。

開発スタートから30年の時を経て、第二次再開発といっても過言ではないほどの新たな局面に突入したOBP。大阪城公園に近く、河川に囲まれた環境、そして都心部に比べて津波などの自然災害に強いというメリットがあるだけに、新たな開発が成功すれば、魅力のあるオフィスエリアとして見直されていくのではないかと思います。

うめきた2期地区 民間提案募集の優秀案が出揃う

梅田北ヤード2期地区の開発方針の作成に活用する目的で大阪市が民間から募集していた開発提案の優秀案が公表されました。総合的に優秀な提案として10者、プランニングやデザイン等が優秀な提案として10者が選定されています。これらの提案者は将来実施される2次募集への参加資格を得たことになります。

以下、総合的に優秀な提案とされた10者を見ていきます。

■竹中工務店
うめきた2期地区 優秀提案 01 竹中工務店

■大林組
うめきた2期地区 優秀提案 02 大林組

■大阪ガス
うめきた2期地区 優秀提案 03 大阪ガス

■三菱地所
うめきた2期地区 優秀提案 04 三菱地所

■オリックス不動産
うめきた2期地区 優秀提案 05 オリックス不動産

■阪急電鉄
うめきた2期地区 優秀提案 06 •阪急電鉄

■住友不動産
うめきた2期地区 優秀提案 07 •住友不動産

■積水ハウス
うめきた2期地区 優秀提案 08 積水ハウス

■昭和設計
うめきた2期地区 優秀提案 09 昭和設計

■大和ハウス工業
うめきた2期地区 優秀提案 10 •大和ハウス工業

現実的な提案から、これはちょっと無理だろうと思われる提案まで様々なコンセプトが出揃いました。多くの提案者が緑地化という理想と、採算性という現実の狭間で妥協案を見出しているような感じです。やはり事業者にかかる負担をできる限り減らすような仕組みを確立し、唯一無二の新しい都市像を目指して欲しいと思います。

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