ヨドバシ梅田2期計画が始動 (仮称)ヨドバシ梅田タワー

大阪ステーションシティグランフロント大阪の開業、そしてうめきた2期地区の進展など、大阪駅北側の再開発が本格化する中、長い間その動向が注目されていたヨドバシ梅田2期地区の再開発計画がようやく発表されました。

株式会社ヨドバシカメラ(本社:東京都新宿区、代表取締役 藤沢昭和)は、大阪駅北口の2期計画用地の開発計画 「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」 の建設を着手する事を決定致しましたので次の通りお知らせいたします。

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 完成予想図
(仮称)ヨドバシ梅田タワーの完成予想図。地上34階建て、高さ約150m。1期地区の外観を継承する低層部に、シンプルなデザインの高層部という構成です。

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 全体像
ヨドバシ梅田 一体開発の全体像。用途は商業施設とホテルに大別されます。商業部分はマルチメディア梅田の拡張となるのか、全く新しい物になるのかは不明です。

ヨドバシ梅田 一体開発 ペデストリアンデッキ 01
周囲を取り囲むペデストリアンデッキ(回遊デッキ)も一体的に整備されます。こちらは大阪ステーションシティのカリヨン広場と接続されるAデッキの完成予想図。

ヨドバシ梅田 一体開発 ペデストリアンデッキ 02
グランフロント大阪南館と接続されるBデッキの完成予想図。

ヨドバシ梅田 一体開発 ペデストリアンデッキ 03
大阪新阪急ホテル側、芝田2丁目側と接続される芝一デッキの完成予想図。

ヨドバシ梅田 一体開発 交通広場
北側1階に整備される交通広場の完成予想図。計画では観光バス発着スペースとして活用されるようです。また周辺環境に配慮して壁面の緑化が行われます。

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 建設予定地 全景 2016年9月
(仮称)ヨドバシ梅田タワー、建設予定地の全景俯瞰。中央の駐車場部分に新ビルが建設されます。写真手前が芝田2交差点、右側がグランフロント大阪南館

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 建設予定地 北西側より 2016年9月
北西側、芝田2交差点から見たヨドバシ梅田1期棟と2期ビルの建設予定地。

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 建設予定地 北側より 2016年9月
当初から2期ビルの建設が想定されていた為、北側の壁面はあっさりしたものになっています。おそらく内部も2期ビルとの接続を考慮して設計されていると思われます。

(仮称)ヨドバシ梅田タワー 建設予定地 俯瞰 2016年9月
現在、ヨドバシ梅田の駐車場として利用されている敷地の様子。北側の道路沿い1階部分には観光バスの発着場となる交通広場の整備が予定されています。

ヨドバシ梅田 一体開発 Aデッキ予定地 01 2016年9月
大阪ステーションシティ北東側のカリヨン広場と接続されるAデッキの建設予定地。

ヨドバシ梅田 一体開発 Aデッキ予定地 02 2016年9月
阪急梅田駅へと繋がる歩道橋から見た芝田交差点。デッキが完成すれば目の前にヨドバシが見えるのに中々辿りつけないと言われるような状況は無くなります。

ヨドバシ梅田 一体開発 Bデッキ予定地 01 2016年9月
グランフロント大阪南館と接続されるBデッキの建設予定地。さらにヨドバシ梅田と2期ビル全体を取り囲むようにペデストリアンデッキが建設されます。

ヨドバシ梅田 一体開発 Bデッキ予定地 02 2016年9月
Bデッキグランフロント大阪の玄関に建つ2本の黒い柱の間から伸びてきます。これでJR大阪駅のアトリウム広場からのアクセスが格段に改善されます。

グランフロント大阪南館と連絡橋 2016年9月
グランフロント大阪南館と連絡橋。写真左下の部分からヨドバシ梅田2期地区へと接続されます。写真右側には広大なうめきた2期地区が広がっています。

新阪急ホテル 2016年9月
芝一デッキの建設予定地。写真の正面が大阪新阪急ホテルの北館。

ヨドバシ梅田 2016年9月
2001年11月に開業したヨドバシ梅田。広大なフロアと圧倒的な品揃え、充実のポイントサービスで一気に全国トップクラスの売上を誇る家電量販店となりました。

以上、ヨドバシ梅田 一体開発のニュースと現在の状況でした。開発の噂が出ては消え出ては消えという状態だったので、待ちに待った公式発表という感じです。(仮称)ヨドバシ梅田タワーは2019年秋頃の竣工ということで、2022年の街開きを目指すうめきた2期地区の進行と合わせて、大阪駅北側の景観が一変することになりそうです。

また9階から34階に入居する予定のホテル部分ですが、1,000室規模の巨大ホテルになるということで、老朽化が進む新阪急ホテル(922室 アネックス302室)の移転という噂も現実味を帯びてくるかもしれません。そうなると玉突きで芝田1丁目地区の再開発も見えてくるので、こちらの動向にも注目していきたいところです。